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アイテム詳細
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カスタマーレビュー ![]()
足立さんだから出来たインタビュー
(2009-07-22)
足立さんが新書を出したと知って思わず購入。
足立さんの本と言えば、秋月岩魚さんとの共著である奥只見物語やイワナ棲む山里、さらには北里大学病院24時、森林ニッポンなど何冊か読んできて、好きな作家の一人である。
今回の作品は日本語版プレイボーイでのインタビュー記事をまとめたものであり、保阪正康、内田樹、佐藤優、森達也、島田裕巳、田中森一、溝口敦、重松清がインタビュー相手となっている。
この中で著作として読んでないのは森達也さんだけであることもあり、非常にインタビューに興味があり躊躇なく購入したのも事実である。
さて内容だが、さすがに足立さんである。事前の下調べが凄い。
インタビュー相手の著作を読み込み、質問を吟味して、何気に本来なら話したく無い様な事まで聞きだしてしまっている様に思う。
この辺は足立さん自身の青春時代の経験(1970年の漂泊)から培われたのかもしれませんね。
ただタイトルの「悪党」の評価は微妙ですがね(笑)
入党希望
(2009-06-07)
8人だから、読み応えも8倍。彼らの仕事のみならず私生活にも話題が踏み込んでおり、知識人らしさと同時に人間らしい一面も垣間見え、斬新な思想と新鮮な驚きの連続だった。
時代を代表する知性の持ち主たちは確実に層として存在していること。
そして、いま「悪党」たちと同じ空気を吸っていることにこの上ない至福の喜びを感じる。
本書は、世の大勢に流されず異議を申し立てる8人の個性派悪党たちへの実に面白いインタビュー集である
(2009-02-05)
本書は、佐藤優、島田裕巳、田中森一、重松清氏ら8人へのインタビューをまとめたものだ。なお、タイトルにある「悪党」とは、「世の大勢に流されず異議を申し立てる者、という謂いである」との、編集者の断り書きがある。
本書の大きな特色は、ノンフィクション作家として実績のある著者が、「対談」ではなく、本来の自分の職分である「聞き手」に徹し、愚直に聞きだすことに没頭していることだ。
分量も、ロングインタビューを謳うだけあって、一人につき原稿用紙に換算して30枚。内容も冗長ではなく、濃密である。
山口組へのルポが原因で刺され、それでも書き続けるノンフィクション作家、係争中の外務官僚、元高検の下獄した弁護士、オウム事件で失職した宗教学者など、顔ぶれは多彩にしてバラバラに思える8人だが、共通しているのは、自分の著書が世間の話題になったことであり、悪党ながら皆、知名度は高い。
ハード・カバーではなく、新書版なので、お得感あり。
(2009-02-04)
昨年末34年間の幕を閉じた日本版「月刊PLAYBOY」誌。その中でも、本家アメリカ版のスタンスにリスペクトされ他誌とは一味違う名物連載であったのがロング・インタビュー。今作は、雑誌最後のインタビュアーであったノンフィクション作家足立倫行により行われた8篇を纏めたもの。取材相手はいずれも各分野で活躍する人々であり、本来ならハード・カバーとして世に出てもおかしくないと思える本。お得感の強い新書版にて嬉しい刊行だ。
昭和史には人類が体験したすべてが詰まっている、との持論で、戦争と天皇制について拘り続ける保坂正康、フェミニスト批判者の意外な理由は?の内田樹、珍しや私生活について饒舌に語る初々しい佐藤優、オウム事件で一大バッシングを受け、天国と地獄を経験した島田裕巳、最高裁上告棄却、懲役刑確定直後の田中森一、裏社会の組織と人間への飽くなき関心から極道にも媚びない溝口敦、、、。
インタビューの時期から時間は推移しているが、少しも古さを感じさせない部分も多い。どれも、限られた時間、スペースを有効に使った濃厚さで、取材相手の思考、感情を引き出しながら、人生の軌跡、私生活やその生き方まで語らせる。
重松清からの逆取材と言う粋な趣向で締められる今作、インタビュアーとインタビュイーとの幸福で変幻自在な真剣勝負のひとときを味わいながら、願わくば、足立が果たせなかった米原万里や堤未果との“コラボ”も、読んでみたかった気もする。
個性派揃いで面白い
(2009-01-31)
PYAYBOY誌のインタビュー企画。
通常の雑誌のインタビュー企画の倍の誌面を割いているらしく、読み応えがある。しかも登場人物がまさに時の第一線の中核人物ばかりでその生い立ちから最近何を考えているかまで掴むことができる。
特に印象に残ったのはヤメ検の田中氏のインタビュー。刑期を終えたら奨学基金の団体を軌道に乗せたいなど、将来もビジョンも大いに語っている。
久しぶりに読み応えのあるインタビュー集だったため、満足。