|
|
|
|
アイテム詳細
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
カスタマーレビュー ![]()
村上春樹 ヨイナコノショーセツ
(2010-02-04)
カフカ君と同年齢の自分からみてこの“海辺のカフカ”は良く出来てる
なぜかって言うと作者の村上春樹は自分達の年頃の気持ちを良くわかってくれてる
だから読んでて気持ち良かった
読み終わって自分もカフカ君やホシノちゃんのように一歩成長したんじゃないかってくらい
10代のキミはぜひ読んでみてね
(ムズイって人もいるがそーでもないかも)
得意のパラレルワールド
(2010-01-21)
村上春樹得意のパラレルワールドが展開していく。
世界一タフな15歳を目指す「僕」は、昔から「カラスと呼ばれる少年」のアドバイスを受けながら抑圧された日々を送っていた。
そして、15歳になった彼は父親からの自立を目指して、一路高松を目指す。
たどり着いたのは個人が設立したとある図書館。
名前を聞かれ、彼が名乗ったのは「田村カフカ」。
彼は受付の大島さん、館長の佐伯さんと不思議な距離感を保ちつつ、図書館で暮らし始める。
一方、戦時中の小学生時代に不可思議な現象を経て、一切の記憶をなくしてしまったナカタさん。
彼は猫の言語を話すことが出来るために、家出猫を探すことでわずかな報酬を得ながら暮らしていた。
ゴマという子猫を探している時だった。
公園で黒い犬に先導され、とある屋敷を訪れたナカタさんは「ジョニーウォーカー」さんから、とあることを頼まれる。
ふと我に返ったナカタさんは、西へ向かうことにした。
自分でも理由はわからないまま。
道中、トラック運転手の星野青年と行動を共にすることになり、彼らがたどり着いたのもなぜか高松だった。
田村カフカは、佐伯さんが昔出したレコード「海辺のカフカ」と、壁に飾ってある「少年の絵」をきっかけに佐伯さんの心の中に入り込んでいく。
ナカタさんと星野青年は、「カーネルサンダース」の力を借りながら、「入口の石」を探す。
田村カフカとナカタさん。
これまで何の接点もなかった二人が、なぜか徐々に近づいていく。
ファンタジーの香りがするがファンタジーではなく、推理小説風だが、推理小説ではない。
荒唐無稽な現象が続発するものの、この物語の中ではそんなことが当たり前に思えてしまう。
読者はそうやって村上春樹に感化されながら、不思議な好奇心を維持し続けながら、最後まで読み続けてしまう。
やはりこの作品にも、村上春樹のテーマである「生と死」が根底に流れている。
死があることによって生が強烈に浮かび上がる。
しかし、生と死が対極的に描かれているわけでもない。
この描き方が村上春樹独特な雰囲気を醸し出しているのだと思う。
そういえば、田村カフカが森の中で入り込む世界は、「世界の終わり」の街に非常によく似ている。
海辺のカフカ。面白いです。
(2010-01-01)
「あの頃は何も考えなくてよかった、と彼は思った。ただそのまんま生きていればよかったんだ。生きている限り、俺はなにものかだった。自然にそうなっていたんだ。でもいつのまにかそうではなくなってしまった。生きることによって、俺はなにものでもなくなってしまった。そいつは変な話だよな。人っていうのは生きるために生まれてくるんじゃないか。そうだろう?それなのに、生きれば生きるほど俺は中身を失っていって、ただの空っぽな人間になっていったみたいだ。」
個性的で、読み始めたら止まらず、読後にいろいろなものを残す作品を名作と呼んでいいとすると、この小説はその条件を満たしている。
テーマは普遍的で、ヒントやモチーフはいろいろなところから借用されている。ギリシャ神話だったり、シェークスピアだったり、それ以外の西洋文学作品であったり、日本の古典であったり、著者自身の過去の作品であったり。
田村カフカ少年がその一部になる図書館という舞台は、様々な思い出や知識の基本を支える記憶が存在する場所として象徴的。一方、もう一方の重要人物のナカタさんにはそれがほとんど無く読むこともできない存在として対比される。現実と異次元の混在。効果的に配置された小道具。よく考えられた個性の登場人物たち。性や暴力といった人間の基本的な欲求もその存在と不可分なものとして絡み合う。音楽。そして、多少のユーモアと皮肉。メタファー。変わっているのに必ずしも意外ではない展開。
たぶん、世界で一番タフな15歳になる旅は、多くの読者に対しても一筋縄ではいかないタフな時間を与えてくれる。変わった小説だが、なかなか面白かった。
15歳の少年はどこへいく
(2009-11-21)
15歳の少年、田村カフカ君はどこへいくのでしょうか?
下巻では佐伯さん(42章で死んでしまうのは、意味があるのでしょうか)
ナカタさんとキーマンが相次いで死んでしまいます。
普通の人の理解を超える世界へと話は展開していきますが、これも15歳の
少年、思春期の少年の世界だからこその展開なのでしょう。
思春期だった自分に戻ってみると、不可解な世界が少しわかるとおもいます。
色んな謎に対しての読解力に限界を感じた
(2009-11-05)
上で色んな謎がばら撒かれ、下で回収するということを期待していると全く肩透かしを食らう。
私自身の読み方だと「そこは解決するのにあそこは放り投げたまま??」という不思議さが残る本。
それぞれの読者の想像力と読解力が試される一冊。
象徴的なものがたくさんでてくるので、それぞれの人生経験によって読み方が変わってくると思う。
物語そのものは不思議な世界に包まれ面白いので楽しめるが私自身はまだまだ未熟なのか?の多い内容でした。