海外ドラマ『FRINGE/フリンジ＜ファースト・シーズン＞』(ワーナーホームビデオ)の大ヒットを記念した試写会に秋元康さんとAKB48のメンバー(渡辺麻友、柏木由紀、河西智美、倉持明日香)がゲストで登場しました。(2010年3月10日 秋葉原UDXシアター)
左より倉持明日香、河西智美、秋元康、渡辺麻友、柏木由紀
このドラマの製作総指揮は「スタートレック」「LOST」などで有名なJ.J.エイブラムス氏で、「フリンジ」とは科学で解明できない現象のこと。全米ではシーズン2が現在放送中で、秋にはシーズン3放送決定している人気ドラマだそうです。
★囲み会見
――秋元さんは本作のファンだそうですが。
秋元康「僕はアメリカのテレビドラマが大好きなんですけども、この『フリンジ』は相当面白いです。それは設定のうまさと、連続ドラマの最後のほうに次の謎が出てくるのが面白いんです」
――秋元さんが絶賛されるということは相当に面白いんでしょうか。
秋元康「よくこういうイベントでこういう風に言わないとまずい状況があるんですけど、これは本当に面白いです！」
――AKBのみなさんはご覧になったんでしょうか。
倉持明日香「見ました。私、海外ドラマをあまり見たことがなくって、今回初めて海外ドラマを見たんですけど、『こんなにはまるものなんだな』って思って、ストーリーは私好みというか、事件があって科学があって。私、高校時代科学部だったので、科学的なものに興味があって、すごく引き込まれました」
河西智美「どういう話かも知らないで1話を見たんですけど、初っ端が恐かったんですよ。飛行機の中でみんなが死んでしまうところから始まって、一気に衝撃を受けて、科学的な部分や、現実ではあり得ない魔法みたいな感じで圧倒されて1話が終わった感じでした」
渡辺麻友「最初のフライトのシーンがすごくて、こういうサスペンスものは初めて見たんですけど、これからどんどん見ていこうと思います」
柏木由紀「私は“科学”って聞いて難しそうだと思ったので、どこを注目して見ようかなと思ったときに、恋愛要素に注目して見てたんですけど、気づいたらテレビの前に座布団敷いて正座して見てて、びっくりしてしまってそれぐらいはまってました」
倉持明日香、河西智美（写真はトークショーのときのものです）
――秋元さんにフリンジファンにキャッチフレーズをつけてくださるということで、まずはAKBのみなさんの自己紹介のキャッチフレーズがありますが、あれって誰が作ってるんですか？
秋元康「本人たちです」
渡辺麻友「自分で考えてます」
河西智美「相談したりはするんですけど、だいたいみんな自分で考えてます」
秋元康「あんなダサいキャッチはつけないです」(笑)
河西智美「ひど～い」(笑)
秋元康「みんなベタベタなキャッチフレーズだもんね」
――ちなみに渡辺麻友さんのキャッチフレーズは？
渡辺麻友「あ、はい。『み～んなの目線をいただき～まゆゆ。“まゆゆ”こと渡辺麻友です』」
秋元康「作んないですよこんなの」(報道陣爆笑)
渡辺麻友「自分で考えました。“まゆゆ”という名前なので」
――柏木さんはどう思いますか。
柏木由紀「私最初聞いたときに、『いただきます』と『いただきまゆゆ』をかけるってどういうことなんだろうって思ったんですけど、毎日聞いてるうちにちょっと中毒っぽくなりました」
――秋元さんは？
秋元康「僕はないですよ。フリンジファンに向けて、何かネーミングがあったほうがいいという話もあったんですけど、いろんな案を出してもらったんですけど、絶対流行らないので、そういうことよりも、本当に面白いので、あまり奇をてらうよりは、1話目を見たらわかってもらえるんです。今日みんなコメントしたでしょ。昨日4人にメールして『ちゃんと見てこい』と言ったのでみんな見てきて、はまってますしね」
渡辺麻友、柏木由紀
――新曲の『桜の栞』も絶好調ですが、どうですか、手応えは。
秋元康「そうですね。はじめは心配だったんです。アイドル曲でAKB48というと、元気でダンサブルなものを求められてるんじゃないかなと思ったんですけど、今回は卒業式シーズンということもあって、高校を卒業するメンバーもいるので卒業ソングがいいんじゃないかと思ってこの曲にしたんですけど」
――この4人の中では河西さんと柏木さんが卒業されたわけですが、卒業式は出られなかったんですか？
河西智美「卒業式に出られなかったのは残念だったんですけど、無事卒業できて本当に良かったと思います」
柏木由紀「私も卒業って大きい出来事なので、卒業できるかなって二人で話してたんですけど、卒業できると分かったときに、みんなで喜んで写真を撮ったりしてうれしかったです」
――それでは最後に秋元さん。
秋元康「フリンジだけは卒業できないぞ、と。強引な締めではありますが、時間がないので、ぜひ買って見ていただきたいと」
トークショーの様子
トークショーは約20分間、ドラマのファンとAKB48のファンの両方が楽しめる内容でした。(撮影・取材 岡田)
