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ハロプロ、指からこぼれ落ちたタバコ

written by 上木憲文

  Last Updated: 2006/03/18
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ハロプロ事件簿です。WHO(世界保健機関)の禁煙勧告を無視した加護亜依の喫煙問題と、主演ドラマ「指」に女優生命を賭けた後藤真希について、今さらと言われそうですが、触れてみました。

★後藤真希の病気

後藤真希が急性腸炎で休養、という話が2006年2月4日に公表されたとき、「?」と思った人は、鋭い嗅覚の持ち主です。

後藤真希は、今年初めての新曲「今にきっと・・・In My LIFE」を、1月25日に発売しています。CDのセールスを考えれば、1月29日の夜、つまりハロプロ・コンサート「全員集GO!」終了直後にでも病気を公表したほうが、プラスになるはずです。

新曲発売に絡んだ病気公表は、しばしば使われる手法で、宇多田ヒカルや氷川きよしクラスでさえも使ったわけですから、後藤真希が使っていけない理由はありません。なぜ使わなかったのでしょうか、疑問を感じませんか?

疑問の答えは、2週間ほどしてわかることになります。2月16日に発表された【「後藤真希」仕事復帰についての御報告】によると、2月21日から仕事に復帰する、と書かれてあります。

2月21日は、日本テレビ系「DORAMA COMPLEX」で、後藤真希の主演ドラマ「指」がオンエアされる日。当然、番組宣伝のために出演しなければならないので、復帰が2月22日以降になっては都合が悪い。

簡単に言ってしまえば、病気を新曲ではなく、ドラマにリンクさせた、ということです。厳密には、21日以前からドラマ収録で仕事をしていたようですが、それについては触れません。

★28.0%と9.5%の違い

ドラマ「指」について触れます。ご存知かと思いますが、これは、松本清張作品のドラマ化で、今回が初めてではありません。1982年7月27日「火曜サスペンス劇場」で、名取裕子主演でドラマ化されています。ついでに言えば、このときの視聴率、28.0%が火サス視聴率第1位だそうです。

後藤真希にも、それなりの数字(おそらく、10%台後半)を期待されていたと思われますが、得てして数字は残酷な結果をもたらすものです。

ドラマを一口で言えば、レズビアンドラマ。後藤 - 萬田久子、後藤 - 高岡早紀という女の三角関係のもつれから、殺人に発展する内容です。

後藤真希の立場、ネコ(女役)なのかタチ(男役)なのかが不明、という細かい指摘もありますが、数字が示すほど酷い演技だったとは思えません。たぶんに数字が言わせているところがあります。

ラストの赤いドレスを来て、警察に出頭するシーンは、凛とした後藤らしさが出ていて良かったと思います。セリフが平板とか(かなり当たっています)、表情がイマイチとか(これは疑問です)言われていますが、現在の力からすれば、ギリギリの演技だったと思います。

CDセールスを犠牲にしてまで挑戦したレズ役ですが、観ていて、たぶん後藤真希の犯罪を追及した星野真里のほうが濃厚な演技ができたのに、と思ってしまうのは、私がハロプロファンの前に、ドラマファンだからかもしれません。

行きづまりを解消するため、1発逆転を狙ったドラマ出演、と思われますが、これで良かったのか疑問が残ります。個人的には、わだかまりはありませんが(女優として、いつかはこういう役に挑戦しなければ飛躍しないので)、ハロプロメンバー、後藤真希ファンにとって、刺激が強すぎた気がしますがどうでしょう。

後藤真希には、犯罪者の匂いが漂う(NHKドラマ「R.P.G.作られた家族の秘密」でも犯人 - 視聴率は、8.8%)、なんていうのは失礼な話ですが、それを売りにできるとは思います。

★全国紙は実名、地方紙は匿名報道

ハロプロは、環境問題にも積極的に取り組んでいます。喫煙が法律に違反する/しないではなくて、喫煙は一番身近な環境破壊です。まあ、コンサートの前夜、正確には当日まで遊んでいる人には理解できないかもしれませんが、こういうのを、「親の心、子知らず」とでも言うのでしょう。

ただ、人権派を標榜する朝日新聞が、実名報道したのは意外ですが、毎日新聞、産業経済新聞(サンケイ)も実名報道でした。ついでに、地方紙の状況も調べてみました。

北は北海道新聞から、南は沖縄タイムスまで、2月10日の20紙を調べると、事件(喫煙問題で謹慎処分)を報道していたのは、神奈川新聞(本社、横浜市 - 以下同じ)、静岡新聞(静岡市)、北国新聞(ほっこくしんぶん - 金沢市)、中国新聞(広島市)の4紙だけでした。それも、すべて匿名報道で、この違いがどこからきているのかはわかりません。

全国紙では、日本経済新聞が匿名でした。1年前の安倍なつみ盗作報道で、一番過激だった読売新聞(コラム「安倍なつみとBerryz工房の反省会」参照)は、この加護亜依喫煙事件に関しては沈黙を守っています。ただ、3月11日付け、読売新聞夕刊の第一面下の広告(3月15日発売のモー娘。新曲)に気づいた人は、アレコレ邪推すると思われます。

未成年の事件を実名で報道する根拠が理解できません。加護亜依の喫煙は、「社会的に影響が大きい」という判断があったのでしょうか。5年前の「ミニモニ。」時代なら成立する論理ですが。

この事件は、ちょうど後藤真希問題でバタバタしている最中に発覚したもので、事務所も対応に苦慮したようです。

それにしても、「加護亜依は本日より謹慎処分になります。」という書き方は(2月10日付、『W 加護亜依』についてのお知らせとお詫び)、気になります。なぜ、「本日謹慎処分にしました。」ではいけないのでしょうか。似ているようで、実は大きな違いがあるのですが……。

タレントに優しい事務所(コンサートの途中でも出演者がいなくなる)と言われるのは、御愛嬌で微笑ましいと思いますが、犯罪者にも優しい事務所となると、冗談では済まなくなります。

安倍なつみに対する2ヵ月間の謹慎処分も、一般的には甘い処分と思われています。それに、ファンの前で謝っていない、というわだかまりが1年過ぎた現在でも尾を引いていて、ときたま顔をのぞかせています。(コラム「熊井友理奈と島津亜矢の距離」参照)

加護亜依の謹慎がいつ解除されるのかわかりませんが、2ヵ月くらいの謹慎では、ファンは納得しないと思います。復帰しなくていい、という意見もかなりあるみたいですが……復帰は、早くても8月頃でしょうか。

くれぐれも、「犯罪者に優しい事務所」、と陰口を叩かれないように願います。

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【コメント】 あんた「犯罪者」「犯罪者」言ってるけど、そもそも未成年の喫煙は犯罪ではありませんよ。
確かにルール違反ではあるけれど、この法律は未成年に対してではなく、親など監督者に対しての法律なので未成年がタバコを吸っても本人は犯罪にはならないんです。そんなことも知らないくせに安易に「犯罪者」とか書くの辞めてもらえません? てかバカ丸出しで恥ずかしくないの?
【ペンネーム】(無記入)

■昔からある未成年者喫煙擁護論ですね。罪刑法定主義に守られて、喫煙自体は処罰されません。だから、社会的制裁があるわけです。今では、大人の喫煙さえ槍玉に上がる時代です。法律に抵触しないから犯罪ではない、というのは、居直りです。未成年者の喫煙は立派な犯罪です。それとも、未成年者に喫煙を勧めますか?(上木)

■芸能人(有名人)の喫煙は未成年者の喫煙を助長させます。周囲の、そして産まれてくる子どもの生命をおびやかすタバコを人前で吸わないでください。私は10年前に運良くやめられたから言えますが、タバコを吸って良かったことは何ひとつありません。喫煙者は“ニコチン”という鎖(薬物)を自ら切ることができない(中毒になってしまった)あわれな死刑囚です。(岡田)

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