前回のコラムでは、Berryz工房の既発売の全シングル14曲について、PVのお気に入り度と感想を書きました。
Berryz工房のPVの場合、デビュー後1〜2年ぐらいは、ダンスシーンが前面に押し出されていて、この子供達はなかなか実践能力が高いでしょう!?と、アピールしたい企画者側の意図を強く感じました。
それが、今年になって年長組が高校生になったことも関係しているのでしょう、「落ち着いたBerryz工房」の雰囲気そのままに、PVのストーリー性を楽しめる、いわば「第2フェーズ」に移行してきています。
Berryz工房に比べて、結成が遅い℃-uteの場合は、果たしてBerryz工房の学習効果がPVに生きているのでしょうか? 私は熱烈な℃-uteファンですが、ここは少し冷静になって、Berryz工房と公平な目でレビューしたいと思います。前回同様、楽曲のお気に入り度と、PVのお気に入り度を併記することにより、PV自体の相乗効果の度合いを表しています。(ジャケット・曲名のリンクはAmazon.co.jp詳細ページです)
(インディーズ-1)まっさらブルージーンズ
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![]() ★ミュージックV特集(1) 〜キューティービジュアル〜 |
スタジオ撮りで、太陽と雲の絵の切り抜き(板)を天井から吊し、20着ほどのTシャツとジーンズの洗濯物をロープにとめて干しているセットの前で、踊る℃-uteは、インディーズだし、PVの制作費をそんなにかけられないから、安っぽい作りでも仕方がないか……とファンの同情をかなり買いました。私は、わざと手作り感を出すことで、エリート集団・Berryz工房との対比を強調するようにPVの企画書に記載されていると思っていますが、真相はいかがでしょう?
(インディーズ-2)即 抱きしめて
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![]() ★ミュージックV特集(1) 〜キューティービジュアル〜に収録 |
当事者である℃-uteメンバーも意外だと話していますように、なぜこの曲のストーリーが「バスケットボール」なのかは、謎です。ただ制作スタッフの気持ちを考えてみますと、この楽曲は村上愛をコンセプトに作られていますから、本当にこの過激な歌詞どおりにPVを作ってしまうと、18禁ですぐに販売停止になるでしょう。CD(耳)で聴いたイメージとはずいぶん違いますが、小学生が3人いるグループなら仕方がありません。なお、メンバーを1人づつ紹介している宣材としての価値は高い作品です。
(インディーズ-3)大きな愛でもてなして
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![]() ★ミュージックV特集(1) 〜キューティービジュアル〜に収録 |
インディーズ3曲のPVには、「基本色」が決められていて、まっさら=青、即抱き=黄色に対して、大もて=ピンクなんです。私的には、単純にリフレインが多すぎてあまり好きではない曲なのですが、PVでは、鈴木愛理が可愛く見つめながら歌ってくれますから、好印象となりました。愛理ちゃんが得意な「空中戦」(愛理どアップ攻撃)によって、『キューティービジュアル』発売直後の1ヶ月足らずの間に、℃-uteファンじゃなかった1000人以上が鈴木愛理に堕ちたと算出しています(笑)。
(1)桜チラリ
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![]() ★シングルV 「桜チラリ」 |
「宇宙船℃-ute号」の発想は、「LOVEマシーン」(飛行機)、「ハピネス〜幸福歓迎!〜」(汽車)の延長上なんでしょうけれど、輸送手段ではなくて、生活空間になっているのが、7人姉妹の℃-uteにお似合いです。閉塞感のある船上生活の毎日のなかで、車窓から外(=宇宙空間)を眺めると、桜が散っていて、心がなごむなんて、グッドアイデアじゃないですか。メジャーデビュー曲と言う意味で、前述の鈴木愛理ちゃん「空中戦」を用いたのは販促上ベストの選択だと思いますし、無重力状態が、ベタですが、PV上いいエッセンスになっています。
(2)めぐる恋の季節
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![]() ★シングルV 「めぐる恋の季節」 |
Part1:桜(鈴木&有原)→梅雨(梅田&矢島)→かき氷(中島&岡井&萩原)、Part2:秋旅行(鈴木&有原)→期末テスト(梅田&矢島)→クリスマス(中島&岡井&萩原)の季節高速切り替えが、このPVの最大の特長といえるでしょう。シングルVに入っているメイキング映像を見て、この切り替え作業が、手作りのライブで行われていたのに感動します。春夏秋冬の横幕(木製の大道具)が、手書きなところも、「まっさらブルージーンズ」のときの安っぽい作りを踏襲していて、好きです。
(3)都会っ子 純情
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![]() ★シングルV 「都会っ子 純情」 |
℃-ute初の屋外撮影、ロケ地は横浜・山下埠頭です。私服の7人が港湾倉庫前を闊歩するかっこいいシーンは、Berryz工房・℃-uteの過去のPVにはなかった試みで、とても新鮮です。矢島舞美が、岡井千聖が持っている野球ボールを奪い取って、海に投げるフォームが綺麗で、さすがにソフトボール経験者だと、変な部分で感心してしまいました。ただし、同じ屋外撮影の「告白の噴水広場」(Berryz工房)のPVに比べると、ストーリー性で変化に乏しく、全体に間延びをしている印象が残りました。
奇しくもBerryz工房・℃-ute共、最新シングルのPVは屋外撮影で、どちらもファンには好評のようです。ただ言えることは、屋外だから必ず良い作品が作れる保証はないし、スタジオ撮影でも素晴らしいPVは作れるということです。℃-uteのPVは、Berryz工房の長年の経験がいろんな場面で生かされていて、駄作がないということが、良くわかりました。ただ私的には、お気に入りPVの上位は、Berryz工房が独占している現状に変わりがありません。





