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好きになってしまうアイドルとは

written by 岡田隆志

  Last Updated: 2007/12/13
本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
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私は本来取材する側にいるのですが、最近、取材される立場になることも増えてきましたので、よく質問されることなどを中心に、本サイトが対象とするグラビアアイドルを中心にコラムとしてまとめてみました。

★Q:どんな基準でどんなアイドルを取材するのですか?

数あるアイドルイベントのなかで、どんな基準でセレクトして取材するのか、と質問されることがいちばん多いです。

いろんな要素が重なって何を取材するかどうかを決めているのですが、一応、基準にしていることは、どんな立場で取材したいか、そのアイドルに会ってみたいかという、できるだけ“素直な”気持ちに立って選ぼうとしています。

立場というのは、次の3つが軸になっています。

  1. 「スクランブルエッグon the Web」というメディアの編集長として
  2. サイト訪問者の代表代理人として
  3. 一人のアイドルファンとして

ひとつだけの理由というよりも、これらがふたつ以上重なったときに取材する可能性が高くなってきます。

「スクランブルエッグon the Web」というメディアはアイドル総合情報サイトではありますが、“将来活躍が期待される”という点にある程度こだわっていて、取材した子が将来活躍してほしいという願いを込めて取材しています。

ですから、売れそうもない子や、逆に既に売れていてメディアとして紹介した効果がわかりづらい有名タレントは載りづらいことはあると思います。

「サイト訪問者の代理人」の立場というのは、掲載するとアクセスが多いことがわかっているアイドル、初めて掲載したときにアクセスが多かったアイドルについては、訪問者の注目度が高いことを意味しますから、その理由をさらに見きわめるべく取材する可能性が高くなります。

「ファン」の立場としては、できる限り個人的感情を優先して、“会いたい子に会いに行く”ようにしています。うらやましいと思われるかもしれませんが、これが簡単なようで簡単ではないです。ほかにも取材のお誘いがあるのに、それを断って個人的に会いたい子に会いにいくことはそんなにできるわけではないですし、こちらからお願いしてお気に入りのアイドルを取材させてもらうのにはそれなりのエネルギーを要します。

一応は上記で説明した3つの立場を考慮しながらスケジュールのタイミングが合ったものを取材しています。

★Q:メディアとしてどういうアイドルを優先して取材しますか?

アイドルサイト「スクランブルエッグ」としてどういうアイドルを取材して紹介しているのかについての考えをまとめてみました。

●初めて取材するアイドルの場合

初めて取材するアイドルの場合、まずは生で見てみないとわからない部分がたくさんありますから、本当なら新人は全部取材したいところではありますが、現実にはそのようなことはできないので、次のようなことを基準に行くか行かないかを考えるようにしています。

1. 継続性

一発屋で終わらないこと。打ち上げ花火を一発上げてそれで終わりというのはアイドルがかわいそうです(最初から企画物と説明してあれば取材に行きますけど)。何か作品を出して、それに対する反応や評価が次以降の作品やアイドルの可能性を広げられるようになるための力にはなりたいと考えています。現実的にはなかなか力にはなれないとしても、そういったスタンスでアイドルと接しています。

2. 話題性

「今、○○で話題の」というものや、「ミス○○の××賞」「テレビ番組『○○』で人気急上昇中の」といったようなわかりやすい売り出し文句があるアイドルは、売り出す道筋もある程度見えますから継続性も自然と高くなります。そしてサイト訪問者もそのキャッチコピーに引き寄せられ、アクセスも集中しますから、自然な形で紹介することができます。

3. 水着

サイト訪問者のことを考えれば新人アイドルは水着がいちばんです。イベントレポートでの水着と洋服のアクセス数の差は歴然です。プロポーションに自信があるかないかは関係なく、水着になること自体に意味があるような気がしています。写真を撮ってて見栄えがいいし、グラビアアイドルとしての可能性や将来性も取材する立場としては見きわめやすいです。サイト訪問者のことを考えるならこれがいちばん重要な要素のような気がします。

4. プッシュ力

これは訪問者にはわからないことですが、要するに関係者(事務所、メーカー)の“やる気”です。取材の依頼、告知の依頼があれば、少なくとも売る気があるとメディア側は考えます。いくら素材が良くても素材の良さだけでは売れません。その素材をどう見せて、どれだけ多くの人に知ってもらうかが勝負です。その「多くの人に知ってもらう」ためにメディアはとても重要な役割を果たします。

いつももったいないと思うことは、旧来のテレビ、新聞、雑誌などのマスメディアにしかチャンネルのないメーカーや事務所です。せっかくいい素材がいるのにWeb媒体を使わないなんてタレントを見殺しにしているのかとさえ個人的には思うことがあります。

売り出し方の方針が最初からマスを相手にするのでしたら問題ないのですが、方針によっては本サイトのような媒体が役に立つ場合もあります。そうお考えの場合には、関係者の方はアクションを起こすべきだと思います。新人を発掘・紹介するという面では歴史も実績もあることはリピーターの方はよく知っていらっしゃいます。

5. 勘

まだ直接会ってないアイドルに“勘”を働かせるのは非常に難しいことです。それを言葉にするのは簡単なことではないですが、最後のほうに少しだけ述べたいと思います。

●2回目以降に取材するアイドルの場合

1. 人気・実績

2回以上取材できるということでは「継続性」について最低条件はクリアしたことになります。そうなると、掲載後の反応や、あるいは同じ取材記者、カメラマンの反応、ときには他事務所のマネージャーやメーカー、店舗担当者の評判など多くの情報が集まってきますから、それを材料に取材するべきか判断します。

2. 話題性

「初めて取材するアイドルの場合」と理由は同じです。新しくレギュラーが決まったとか、何かに選ばれたとかになれば、そうなった要素のひとつに本サイトの記事が役に立っていることもあるかもしれないので、応援する意味も含めて取材に行くことが多いです。

3. 勘

より現実的に将来売れそうかどうかを考えたりします。

4. プッシュ力・水着

「初めて取材するアイドルの場合」と同じです。関係者および本人の熱意が「プッシュ力」として、「水着」は動員実績のアリバイ作りのために必要と考えます。

5. タレントの“人を巻き込む力”

新人アイドルの場合、いかに自分を応援してくれる人をたくさん味方につけるかはとても大切なことです。アイドル側にそういう意識を持っていようがいまいが、ファンが増えていく人は増えていくものです。

その理由としては、もともとアイドルのルックスやプロポーションに由来する場合もありますが、マネージャーの努力や、メーカーサイドの思い入れが大きく影響していることは間違いありません。

私はメディアの側にいるので、「メディアの思い入れ」がアイドルの人気・商品の売り上げにどのぐらい影響するのかについて言及しづらい面もあるのですが、雑誌は「売り上げ冊数」で、テレビでは「視聴率」で、Webサイトでは「ページビュー」で、はっきり数字として答えは出ています。

キャスティングしたアイドルが会社の経営まで左右するとなれば結構大事(おおごと)です。「売れる子」というのはおおげさに言えば会社の命運を左右しかねないパワーを持っているということです。

ちょっと話がそれました。「人を巻き込む力」とは、数字だけではわからない、アイドル本人が持つ人間的な魅力のことです。その魅力があればマネージャーも、メーカーも、メディアも、ファンも「思い入れ」を持って応援してくれることでしょう。

★Q:どういうアイドルが売れていくんですか?

さあ、ここからが本題です。確かにこれは難しい質問です。これがあらかじめわかっていればプロダクション経営を専業にすることでしょう(笑)。ですから、あまり当てにしすぎないで、経験則と勘から導き出した「新人アイドルが売れていく法則」について考えることにしましょう。

グラビアアイドルの商品が「売れる」ということだけに焦点を当てれば、肌の露出を高めること、性的妄想を高めることによってある程度売れることはわかっています。ただそれだけだと飽きられてしまい、結局消費されて終わってしまいがちです。そうなってしまうことはアイドル本人の夢をかなえることの手助けにはならないので、取材しようという気持ちが薄れます。

継続性をある程度確保した環境で、売れていくアイドルが持っているものとはいったい何でしょうか。それを考えてみましょう。

●存在感

ひとつは作品として世に出たときの圧倒的な存在感です。話してるときには何の変哲もない、どこにでもいる子だったと思っていたのに、いざ写真を撮り出したら急にその輝きを増して驚いた、ということは何度もあります。名前を出すとしたら長崎莉奈、南明奈、相澤仁美(敬称略)らが該当します。そういうアイドルはちゃんと売れていくものです。

これについては私が解説するまでもなく、みなさんが直接感じ取れることだと思いますのでこのへんで省略します。

●オーラ

使い古された言葉ですが、「オーラ」は売れていくための重要な要素です。これは売れていようがいまいが「芸能人のオーラ」を持っている女の子は存在します。注目され、売れ始めると、そのオーラがさらに輝きを増します。それは芸能関係者にしかわからないのかと言えば決してそうではありません。アイドルが発する“目に見えないオーラ”を無意識に感じ取って周辺関係者やファンは行動しているのです。

「オーラ」に見た目の派手さ、地味さは関係ありません。映画女優の素の状態はとても地味なものですが、スクリーンに立つとこれほど輝くものはないぐらい光り輝いているのは、仕事モードのときにその“オーラ”を発しているからです。

アイドルはどんなときにどんなオーラを出すのでしょうか。ひとつはグラビア撮影のとき、ひとつは動画や写真になった作品上で、ひとつは人前に立ったときです。売れてからはわかると思いますが、売れる前にどうやってそれを見きわめるかがポイントです。

それはやはり経験と勘がものを言う世界なのかもしれません。

●アイドルのコミュニケーション能力

どんなアイドルでも最初は無口でも、いずれしゃべれるようになります。
最初は噛んでてもいずれしゃべれるようになります。
話がまとまらなくてもいずれまとめてしゃべれるようになります。

なぜそうなるかといえば、そうしないと生き残れないからです。

それはほとんどすべての芸能人に言えることです。しゃべるのが苦手で音楽をしている人、しゃべるのが苦手で俳優をしている人でも、関わる人が多くなり、プロジェクトが大きくなっていけば人前で会話することから逃れることはできないのです。

グラビアアイドルもそう。最初のうちは水着でニコッとしているだけで良かったのに、売れてくるにつれて取材の回数も増えていき、そこでマスコミの印象を悪くしてしまうと、売れるはずのものも売れなくなってしまうのです。ですから、アイドルのコミュニケーション能力はとても大切なのです。

私は生まれたての新人アイドルにインタビューすることも少なくないですから、どんなに無口な子でも、最低限記事にするぐらいのことは話を聞ける自信がありますが、大きな媒体の場合ですと、特にその新人でなければいけないことなどないので、しゃべれない子は「使えない」(あるいは「やる気がない」)という烙印を押される可能性があるので気をつけたほうがいいでしょう。その格好の練習の場所が「スクランブルエッグ」だと思っていただくのが一番いいでしょう。

★Q:どんなアイドルが好きなんですか?

これはとてもいい質問です(笑)。って自分で質問しておいて何言ってんだか。

「おすすめは?」と聞かれるときに困るのは「ブレイクしそうなアイドル」を答えていいのか「個人的に好きなアイドル」を答えていいのか迷うことが多いのです。それは一緒のときもあればバラバラなときもあるので、たいては両方が重なっている子を答えるようにしています。

最近、雑誌の取材やテレビ番組の取材を受けることが連続していたので、それに付随する形で質問を受けたときに、どういう意図で聞いているのかを確認しながらケースバイケースで答えるようにしてます。だから雑談では答えられません(笑)。

昔、ファンだったころの「好き」と、現在の、メディアの編集長あるいはカメラマンとしての「好き」はやっぱり少し違うように思います。

それはファンの前で見せる顔と、関係者の前で見せる顔を両方見られることと、限られた時間ではありますが、インタビューや写真撮影を通して直接コミュニケーションを取らせてもらえることができるので、以前見えなかったことがいろいろ見えてくるからです。

自分なりに分析してみると次のような要因が重なると「好きになってしまう」ことが多いです。

1. 記事にしたときに面白くなる
読み物にしても面白いということは多くの人を巻き込む力があるということです。写真の説得力も重要な要素です。メディアとしてもうれしいです。

2. 人間として面白い
雑談レベルで面白い子は「もっともっとこの人を知りたい」という気持ちにさせてくれ、また取材現場に足を運ぶことになります。

3. 写真を撮っていて飽きない
私が取材で撮ってて飽きないということは、一流カメラマン、メイク、スタイリストが揃って作品にしたら売れるに違いないと思うからです。「飽きない」=「かわいい」(or「エロい」)=「好き」につながります。

4. 本人の持っている潜在的能力に比べて人気が追いついていない
素材としての“実力”と、売り上げや動員などの“人気”のバランスが崩れていることは現実としてよくあります。「もっと人気が出てもいいのに」と思わせるアイドルは本人のせいというよりは周辺のプッシュ力不足で起きることが多いので、少しでも応援をして役に立ちたいという気持ちになります。

……でもこれは感情としての「好き」とは違うような(苦笑)。あとづけのような気もしますね。名前を挙げて理由を述べたほうがわかりやすいかもしれませんので、挑戦してみますか。

●山崎真実 [一緒にお酒を飲んでみたいアイドル]

作品としてのグラビアの完成度についてはみなさんがご存じのとおりです。取材をするたびに思うのですが、話がどうしてお酒の話になり、その話を聞くたびに一緒にお酒を飲んだらどうなるんだろうと、その気持ちが高まるばかり(笑)。性格が男まさりというか、あまり気を使わなくてもいい人なので、きっと楽しいに違いないはず。という意味で話しててすごく楽しいアイドルです。

●滝沢乃南 [水着を撮るたびに拝みたくなるアイドル]

以前、ブログでも書いたことがあるんですけど、乃南ちゃんの水着姿はありがたいとしか言いようがありません。数あるアイドルの中でも水着を撮らせてもらってこちらが感謝したいぐらいの気持ちになるのは本当に少ないのです。そのプロポーションに魅力があることはもちろんなんですけど、言葉少ない中にも仕事への意欲とかを感じることができて、応援したい気持ちを強めてくれるアイドルです。

●小池里奈 [目の中に入れても痛くないアイドル]

最近のキャッチコピーは「娘にしたいタレントNo.1」だそうですが、それはわりといい線いってるかもしれません。彼女にしたいというよりは親戚のめちゃかわいい女の子とか家族の一員として、里奈ちゃんの森羅万象(笑)を近くで見守っていたいという気持ちにさせてくれます。こんなかわいい子を娘に持ったら親は大変です。溺愛して一生嫁に出したくないという父親の気持ちがこんなことでわかるなんて。

今挙げたアイドルたちは上の4つの要因のいくつかが重なったうえで、さらにもっとその子について知りたいと思わせてくれる人です。こうして見ると、つきあいたいアイドル、不倫相手にしたいアイドル、お嫁さんにしたいアイドルとかいろいろ出てきそうですが、またそれは別の機会にということで。「好き」という感情を言葉にして説明するのは意外と気恥ずかしいものですね。

アイドル本人にとっては今挙げたように、どのような形ででも「好き」になってもらって、応援してくれる味方を増やすことが実はいちばんの近道なのかもしれませんよ、というお話でした。

[P.S.]メディア出演情報
●12/22発売「Up to boy」(ワニブックス)業界四天王座談会……昨年に引き続きお話しさせていただきました。昨年よりページが増えて読みごたえあります。おすすめアイドルも3人紹介しました。
●12/28深夜特番(日テレ)……ロンドンブーツ1号2号田村淳司会『2008年!アイドルマニアが選ぶ!必ずブレイクするアイドル』で使うためのコメント取材を受けました。出演するアイドルが本サイトでもおなじみな子が多いので楽しみです。編集の都合でコメント部分はカットされる可能性もありますので、そのときにはブログでコメントをしようと思います。

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