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中野サンプラザの3日間

written by 上木憲文

  Last Updated: 2009/06/18
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ご存知のように、2009年5月20日には、真野恵里菜のセカンドシングル「はじめての経験」、5月27日、ガーディアンズ4の「おまかせ♪ガーディアン」、6月3日、Berryz工房の「青春バスガイド」、6月7日、S/mileageのインディーズ1stシングル「ぁまのじゃく」が、発売になりました。

今回は、それらをベースに、5月31日「Berryz工房ファンの集い2009」、6月6日「真野恵里菜デビューコンサート」、6月7日「2009ハロー!プロジェクト新人公演6月」と中野サンプラザ詣でになりました3日間を書きたいと思います。

ガーディアンズ4の数式

デビューシングル「おまかせ♪ガーディアン」の初動枚数は、8700枚でした。個人的な予想は、8000~12000枚でしたので、まずまずの数字でした。抽選によるCD発売記念イベントもなかったので、こんなものだと思います。

アテナ&ロビケロッツ(新垣・光井・中島・岡井)の「勝利のBIG WAVE!!!」は、初動枚数が4500枚でした。

購入者が、メンバー誰かのファンと仮定すると、
新垣+光井+中島+岡井=4500 ・・・(1)
となります。ガーディアンズ4は、
光井+熊井+中島+菅谷=8700 ・・・(2)
となりますから、(2)から(1)を引いて、移行すると、
熊井+菅谷=4200+新垣+岡井

ですね。アバウト、6000くらいですか。熊井友理奈ファン的には納得の数字です。周囲を見回しても、大人買いした人を知りませんので、ベースの数字としては、信用していいと思います。

ネット上で行われたKiss-FMアメリカ村TV「レーベルイチオシ選手権」では、ガーディアンズ4が、219,956票を獲得して、5月度の1位になりました。わたしも、25票ほど投票しました。

Berryz工房ファンにとって、ネット上の投票は3年半前のトラウマ(コラム「モーニング娘。ファンの背中」参照)があったのですが、今回やっと払拭された気がします。

真野恵里菜 vs. 加藤紀子

真野恵里菜デビューコンサート「プロローグ~乙女の祈り~」は、1年前の握手会(2008年6月29日、品川ステラボール)の延長線上の作りで、特に目新しいものはありませんでした。アンコールを含めて、1時間15分の公演でした。

コンサートの途中で、真野と加藤がソファーに座って、映像を観ながらおしゃべりするシーンがあり、加藤紀子の昔の映像が流れる、という話になったので、てっきりアレかなと思ってしまいました。

アレ、というのは、今から20年前、つまり1989年4月、当時16歳の加藤紀子が、芸能界を目指してステージで熱唱した「Heroes」の映像かと。

現在の加藤紀子は、何処から見ても立派な三十路のおばさんですが、当時の加藤紀子はキラキラと輝き、無限の可能性を秘めた少女でした。20年前の加藤紀子と現在の真野恵里菜をアレコレ比較しても意味がありませんが、少なくとも、加藤紀子の方が、歌は上手かったと思います。

7月には、3曲目のシングル「世界はサマー・パーティ」が発売になります。前作と同じく、6人のバックダンサー付きのようです。

実質、「真野恵里菜withハロプロエッグ」になっていますが、これで押し通せない理由がわかりません。すでに、悪魔に体を売った(エッグの応援をステージ上だけでなく、セールス的にも期待している)わけですから、次のファーストコンサートツアー(9月)は、エッグとの微妙なバランスの上に作られると思います。

それに、持ち歌が1曲増えたからといって、コンサートが出来るわけでもなく、当然先輩方の曲が必要になると思います。

松浦亜弥の「ドッキドキ!LOVEメール」、「桃色片想い」とか、藤本美貴の「ブギートレイン'03」、「ロマンティック浮かれモード」あたりを期待するわけですが、真野恵里菜の歌唱力で大丈夫なのでしょうか。

真野恵里菜の問題点は、一にも二にも歌唱力、と思っているのは私だけかもしれませんが。

Berryz工房ファンは貪欲

前回のTFT HALL 1000から、中野サンプラザに会場を移して行われたFCイベントでしたが、空席が1割以上あり、新曲発売直前のファンクラブイベントにしては、「不安が一杯」、というのが第一印象でした。

Berryz工房の裏芸はゲームなので、新型インフルエンザの影響で握手会が出来なくなった代わりは、当然メンバー7人によるゲームになります。ゲームで負けて泣き出すメンバーがいるユニットは、そうはないですし、ファンもハプニングを期待していますので、ゲームは大賛成です。

イベント自体は、前半がライブ、後半はお芝居にゲームをからめた内容で、オチも作ってあって、好かったと思います。公演時間は、1時間半。

ファンの心配をよそに、新曲の「青春バスガイド」は、意外と売れました。「ジンギスカン」「行け行けモンキーダンス」に次ぐ初動枚数の2万9千枚にはビックリしています。Berryz工房の前作「抱きしめて 抱きしめて」よりも、初動枚数が5千枚増えた理由は不明です。いくらファンが増えたといっても、5千はありえない数字です。

ラッピングバス効果なのか、川崎での握手会効果なのか、大江麻理子効果なのかはわかりませんが、ファンレベルでは必死で買っているという感触がありませんので、次作は、貪欲に「ジンギスカン」越えが目標になります。

最近のハロプロ関係は、意外と予想していた数字よりも多く売れています。℃-uteしかり、Buono!しかり、モーニング娘。しかりです。考えられるのは、新しいファンクラブへの分割、移行がひと段落ついて、ファンが戻ってきたということですが……。

怖いアンケート用紙

前回のコラム「Berryz工房のガーディアンズ4」で触れました、エッグの4人組ユニット(和田彩花・前田憂佳・福田花音・小川紗季)は、S/mileage(スマイレージ)というユニット名になりました。

新人公演の会場で売られていたS/mileageの「ぁまのじゃく」を買うと、アンケート用紙がもらえて、それに記入して提出すると、写真がもらえました。

正確には、アンケートに答えると写真がもらえる、としか知りませんでしたが、実際は、メンバー4人の名前が記載されていて、1人に○をつけるという、人気投票用紙でした。

わたしは、福田花音に投票。最近(4月以降)の花音、自分を抑えて大人になろうとしている姿が、妙にいじらしかったので。

たぶん、全体では2000票くらいは集まるでしょうから、人気順が分かります。というか、わたしも結果を知りたいと思います。

本当に、前田>福田>小川>和田の順なのかどうか、そして、どのくらいの差があるのか、知りたいと思いませんか?

今回の新人公演自体は、前回のコラムを読まれていると、妙に納得がいく構成で、好かったと思います。公演時間は、1時間半。

真野恵里菜もエッグの応援を受けて、新曲を披露しましたし、本人もエッグ出身としてゲームに参加していました。

さらに、佐保明梨も「しゅごキャラエッグ!」のメンバーと、「おまかせ♪ガーディアン」を歌っていました。かなり、佐保明梨には気を使った作りではありましたが。

ナゾは、次回公演の予告をしなかったことです。一部では、「波乱の秋」が待っているから、といわれていますが、わたしの想像を超えています。

以前は、全公演を観ていましたが、最近は、1公演しか観ていません。公演自体の位置づけが、不透明になっている気がして……エッグに経験を積ませる場なのか、トータル・パフォーマンスの発表の場なのか、もっと別の意図があるのか、よくわかりません。

それに、ハロプロの楽曲を、手を替え品を替えての公演も、結局は、曲次第という側面が強く、出演メンバーの実力アップが実感し難い構成になっています。

全体にそつのない仕上がりになっていましたが、インパクト的にはイマイチでしたし、記憶に残したいシーンもありませんでした。

すくなくとも、昨年9月の「~芝公園STEP!~」における「ロマンティック浮かれモード」(吉川友・関根梓)のような熱狂は、二度と望めないのかもしれませんが……そこに、新人公演の限界があるように思います。

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2009年6月3日
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