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オーディション一次審査突破大作戦~履歴書編

written by 岡田隆志

  Last Updated: 2018/05/02
Released : 2003/08/05
本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
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このコラムは2003年に初めて書かれたものですが、今でも数多く読まれているため、時代の変化に合わせて2010年代後半に読んでも理解でき、通用する項目に絞り込んで書き直したものです。

ここでは、オーディションの一次審査を突破するための履歴書の書き方について説明していきます。オーディションの書類審査でなかなか結果を出せない方や、これから新しくオーディションにチャレンジしたいと思っている方は参考にしてください。

動機をはっきりさせる

星の数ほどたくさんある募集情報からあなたはなぜ、今回自分の決めたオーディションを受けることにしたのでしょう。そのことを主催者に理解してもらう必要があります。

今回受けるオーディションは、基本的には自分の将来の夢へのステップであるべきです。そうすれば落ちたときでも反省材料となります。オーディションに落ちたことは失敗ではありません。オーディションに受かることがゴールでもありません。自分の将来の夢を現実にすることが成功なのですから、成功のための道はたくさんあると思ってください。

志望動機に「自分がどこまで通用するか試したい」と書く人がいますが、これは本音の出しすぎです。二次審査以降、受かっても落ちても主催者としては後味がよくありません。「腕だめし」で受けた方は、受かると辞退する可能性もありますし、掛け持ちでオーディションを受けている可能性もあるので、主催者側としてはなかなか合格させづらいのが主催者側の本音です。

主催者は、あなたが世間一般に通用するかどうかではなく、あなたが今回のオーディションの合格者としてふさわしいかどうかに興味があるのです。

また、どのオーディションでも志望動機欄に同じ内容を書く人がいます。あなたがほかのオーディションにも同じことを書いていることは主催者側にはなんとなく気づかれてしまいます。主催する側としては「たくさん受けたなかのひとつ」と受け取りますので、最後に落とされる可能性が高くなります。

募集要項の「合格後の待遇」欄をよく見てください。それがあなたの将来の夢を実現するためのステップになるのでしたら、受ければいいし、そうでなければ受ける必要はありません。主催者側は何を求めているのかをよく考えて志望動機を書くようにしましょう。

副賞がほしいことを応募動機に書くのはよいかどうかについては意見が分かれるところですが、予定にない特別賞をもらえることも十分にありえますので、要項をよく読んで書いてもよいかご自分で考えてみてください。

スポンサーが副賞を出してくれる場合、そのスポンサーや商品が自分にとって特別な意味があるものである場合や、イメージガールオーディションならばその企業(商品、業界)のことはちゃんと調べ、応募動機のなかにしっかりと書くべきでしょう。

書類審査の役割が変化している

このコラムが最初に発表された2003年ごろは、オーディションのエントリー(参加表明)は応募用紙に手書きで書いて郵送することがほとんどでした。

ところが、現在行われているオーディションは郵送での受付よりも、もっと簡単に参加できるようにスマートフォンからWebを通してのエントリーが主流になりつつあります。

主催者側から見れば、できるだけ手続きを簡単にして、なるべく多くの人にオーディションに参加してもらって選択肢を増やしたいという意図が見えてきます。

参加者も、書類に書いたり切手を貼って郵送するよりは、スマホで全部受付を済ませることができるので参加しやすくなっています。

ところがここに落とし穴が!

インターネット上の入力フォーム欄にそのまま入力して送るのだけはやめましょう。特に志望動機や自己PRの項目は、いったん紙でもスマホ上のメモでもいいから、送る前に一度見直してください。できればその下書きを数時間寝かせて(放置して)からもう一度読んでみてください。

さらに良いのは、声に出して読んで確認することです。多少日本語がおかしくても、自分の想いが伝わるようにしてください。

自分のこれからの人生を左右するかもしれないオーディションに勢いだけで臨むのはリスクが大きすぎます。勢いだけのタイプの人は、その後の人生の分かれ道を「勢い」だけで決めてしまう可能性があるので、一度立ち止まってこの内容で送っていいかを考えてみるのも人生勉強だと思って実践してみてください。

ただし、受かるか受からないかは正直わからないです。

インターネットの入力フォームの項目だけでは応募者の情報が少なすぎて主催者側としても「誰を書類審査で合格させるか」というよりは、「誰を書類審査で落とすのか」に重点を置くようになってきているはずです。

応募フォームにそのまま志望動機やあこがれの人などを入力するのではなく、いったん時間を置いて送信するべき内容を考えるクセをつけるようにしましょう。

このコラムを最初に発表したときには、オーディション雑誌についてるオーディション用紙をおすすめしていましたが、実際にその用紙で応募するのではなく、自分の応募動機を確認するためにも一度オーディション情報誌(2018年の今は『オーディション』(Amazon.co.jp)しかありません)を購入したり、インターネットで「オーディション用紙 ダウンロード (リンク先はGoogleです)で検索して出てきたものをいくつかダウンロードしてみると、どういった項目の記入(入力)が求められているのかわかってくると思います。

オーディションによっては指定された用紙しか受け付けないこともあります。そのときには、面倒でもスマホやパソコンにダウンロードして、プリンターがなかったり用紙サイズが合わなかったらUSBメモリに入れてコンビニで適切なサイズ(B4が多い)に印刷したうえで、読みやすい文字で清書しましょう。インターネットの応募に比べて、紙での応募がどれほどの手間がかかるのか、主催者の方はよく知っています。

だからと言って受かりやすくなるわけではありませんが、「落ちにくくなる」可能性は上がるという考えは間違ってはいないはずです。

具体的な固有名詞をたくさん入れよう

審査員は一次審査の書類で、あなたというキャラクターを想像をふくらませてつくりあげていきます。そういった意味で、一次の書類では「わかりやすさ」が求められます。「わかりやすさ」とは「変わっている」という意味ではありません。

審査員は二次に残す際に、「たぶんこんな子なんだろうな」という安心感と、「実際に会ったらそうじゃないかも」という期待感を同時に持ちながら選ぶことが多いのです。ですから、まずあなたが書類に書いておくべきことは「わかりやすい情報」なのです。

「わかりやすい情報」とは、好きな学科、好きなスポーツ、好きなタレント、好きなテレビ、好きな音楽などの項目に具体的な固有名詞を入れることです。審査する側はプロですから、書かれた内容と写真を見ながらあなたのキャラクターを予測します。くれぐれも嘘は書かないようにしてください。すぐばれるし、得することは何もありません。

「わかりやすい情報」があると、面接などのときに審査員は質問がしやすくなります。その質問に対して気の利いた答えができるようですと、あなたの印象はグンと上がりますので、自分のプロフィールはしっかり決めておきましょう。志望動機とは違って、プロフィール欄はオーディションによって変えたりしないほうがいいです。あなたのありのままを、できるだけ固有名詞を入れて正直に書くようにするといいでしょう。

あなたを世の中に売り出していくときにプロデューサーはわかりやすいキャッチコピーを作ります。あなたはまず、将来プロデューサーとなるかもしれない人に、あなた自身をわかりやすく売り込むことが必要なのです。

自己PRは将来の夢から逆算する

先に自己PRのダメな例を書きます。

「努力と根性は誰にも負けません」
「今まで××な性格でうまくいかなかったので今度こそは~」

最初の例は、誰でも書けるし、誰だって努力と根性は負けないと思っているので、かえって平凡に映ります。後者は自己PRのなかに消極的な面を書く必要はありません。消極的なことを書くとそれが現実になります。

では、どんなことを書けばいいのかというと、まず自分の性格の長所を書き、それ生かして次に自分の将来の夢について書き、そして、その夢に向かって今、具体的に何をしているのかを書くといいでしょう。

志望動機に書く内容と重ならないように注意しながら、今回のオーディションに受かると自分の将来の夢にどう近づくのかを説明できるようだと、なおさら良いです。

いずれにしても嘘はばれますので、やめたほうがいいですし、借りた言葉(表面的な言葉)もばれます。小学生の応募書類に親が書くのも完全にばれますので気をつけてください。審査員はあなたたちが思っているほど甘くありません。

過去の経歴について

ただ、最近になって「ダメな自分を変えたい」「今までとは違う生き方をしたい」という動機や自己PRでAKB48グループや坂道シリーズのオーディションに受かる事例も出てきているので、消極的な例を避けなければならないということはなくなってきています。自分に素直になって心の中から出てきた言葉を書くのも「アリ」でしょう。

最近の48グループのオーディションの合格者は何度も落ちて何度も受けて受かる例もたくさんあります。なぜ落ちて、なぜ受かったのかの理由を解析するのは簡単なことではありません。だから「なぜ書類で落ちたか」はあまり考え込む必要はないかもしれません。

何度も同じオーディションに書類で落ちているときには写真の場合も考えられます。そういう方のためにも次回のコラムは写真編をお届けする予定です。

自己PRや志望動機について練りに練ってあまりに完成度を高くしていくと、それはそれで「オーディション慣れしてる」と思われることもあります。難しいですね。

「じゃあどうしたらいいのか?」って迷いますよね。答えはないんです。テクニックに走りすぎず、自分の言葉で書くしかないです。基本はこのコラムに書いてきたとおりなので、その心構えを持って取り組んでください。

最後に繰り返しますが、オーディションに落ちることは失敗ではありません。うまくいかなければやり方を変えて何度も再チャレンジしてください。自分の夢を現実にすることが成功なのです。

では健闘をお祈りします。

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【満足度】4
【コメント】書類の書き方など、詳しい説明があり、とても分かりやすかったと思います。。
前に、この通りに書類を書き、オーディションに望んでみましたが、落ちてしまいました…。。
私が、芸能界に入りたい理由は、志田未来さんに憧れたからです。
しかし、どうそれを表現し、伝えたら良いのでしょうか…
教えていただけると、助かります。。
お願いします…
【ペンネーム】バンチャ

■思ったままを伝えてください。志田未来さんのどんなところにどのように感動したのか、感動した自分はそれをどうしたいのかを書くのです。でも「私も○○さんのように人を感動させる仕事につきたいと思いました」では志望動機が弱いです(こういう応募書類は山ほど来ますので平凡に映ります)。自分に何ができるかわからないけど、チャレンジしたいこと、人の役に立ちたいこと、自分が自分らしく生きるためにこの仕事が必要だと思うことなどをなるべく具体例を挙げながら伝えるとよいでしょう。(岡田)

【満足度】4
【コメント】このページは読んでてすごく勉強になりました!すごくありがたいです!

オーディションに応募するときの封筒ってどんなのがいいんですか??折りたたまないですむような大きさの封筒がいいんですか??
【ペンネーム】まこ

■大きい封筒がいいです。クリアファイルに入れて送ると誠意ややる気が伝わることもありますよ。(岡田)

【満足度】4
【コメント】少し前に「写真編~」に書き込みさせていただいた夏紀です。
覚えておられますでしょうか?
その節はアドバイスありがとうございました。
でもやはり、中々いい写真が撮れないので思い切ってデジカメを購入しました(苦笑

今、私の応募したいオーディションは履歴書・パソコン・携帯で受付可能なのですが、
パソコンや携帯で応募すると少し不利になるなどはありませんか?(汗
パソコンか履歴書、どちらで応募するか迷っていて・・・

もう一つ質問なのですが履歴書の「備考欄」というところには具体的にどういったものを書けば良いのでしょうか?

2つも質問申し訳ございません。
【ペンネーム】夏紀

■ひとつめの質問ですが、履歴書とPC・携帯との有利不利は基本的にはないはずです。ただし、グラビアやモデルのような場合だと携帯だとあなたの特徴がはっきり写らない可能性があるので、PCのほうがいいかもしれません。ホームページが充実していればどちらでも同じように審査してくれると思います。

ふたつめの質問ですが、オーディション用紙だったら項目がいっぱいありますが、履歴書だと項目が少ないので、オーディション用紙の項目を補足するようなものがあるといいです。オーディションを応募した動機とか、なぜ受かりたいのか、憂かったら何をしたいのか、自分の夢は何なのか、みたいな“意気込み”や、やる気が伝わる文を書けばいいのではないでしょうか。このコラムをよく読んでダメな例を書かないように気をつけてください。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】 アドバイスありがとうございました。
そこの事務所にどうしても入りたいので、もう1回改めて出してみます。

【満足度】5
【コメント】とても参考になりました。年齢が年齢なのでそれなりきに認められるように。童顔だけでは通用しないのかお聞かせ願えたら幸いです。28歳でグラビアをやるには、あまりに無謀と解りますがこの年になりやりたい!と真剣になっています。どうしてもグラビアを。。。
【ペンネーム】未來

■肌が若々しければ年齢はそんなに気にしなくてもいいと思います。どうしてもやってみたいのなら自分で水着の写真を撮ってオーディションに応募してみてはいかがでしょうか。編集部に送っていただいたらアドバイスすることも検討しておきますよ。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】 アドバイスありがとうございました。
そこの事務所にどうしても入りたいので、もう1回改めて出してみます。

そこで、質問ですが、随時募集している事務所に、 一度落ちて(二度三度の場合でも)もう一度送る場合に気をつけるべきことって何でしょうか?

個人的に前に送った履歴書は色々な意味で納得が出来なかったのでそういう事も書きたいです。
【ペンネーム】 櫻月

■事務所との出会いや相性って、恋人探しとある意味、似てる部分があって、こっちがいくら好きでも相手にされない場合もあれば、正直どちらでもいいんだけど、相手からやたらプッシュしてくる場合もあります。2度、3度と落ちてしまったらあきらめるか、相手にびっくりされるように変身してから応募書類を出したほうがいいような気がします。ただ、目的を達成させるためにはいろんな方法があると思いますので、その事務所さんが求めるような魅力を持つようにするとか、なぜその事務所にこだわるのかなどを正直にぶつけてみるのも一つの方法だと思います。ご健闘をお祈りします。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】初めまして、櫻月(さくらづき)と申します。将来は幅広いジャンルに対応出来る様なタレントを目指しています。現在、高校3年生です。

このページはとても為になりました。
色々とオーディションのことが学べて嬉しいです。

ある、事務所にオーディション用紙をお送りする際に自己PRのところに自分の性格ではなく、自分がそこに入る為に努力していることを書いたのですが、その場合って大丈夫なんでしょうか?(※1)

また、そこは合格者には3ヶ月以内にご連絡を下さるのに、返信用封筒を同封してしまいました。その場合って不利になりますか?(※2)
またその場合、そちらの事務所に対してご迷惑とかにはなりませんでしょうか?(※3)

あと、最初はオーディション雑誌についていた用紙で送ろうと思ったのですが、どうしても足りなくなってしまい、インターネットでダウンロードした用紙で送ったのですが、その場合は不利になりますか?(※4)

何個も質問してすみません。

【ペンネーム】 櫻月

■※1 具体的にどういう努力をしているのか、その事務所に入ったら事務所の人と一緒に何をしたいのが書いてあればOKです。
※2、※3 不利にはなりませんが、なんのための返信用封筒なのかがわからないし、対応に困るのであまりいい方法とは思えません。
※4 不利になりません。が、用紙のサイズはオーディション雑誌と同じにそろえるのが良いでしょう。なくなる直前にコンビニで何枚かコピーして使ったほうがいいと思います。(岡田)

【満足度】 3
【コメント】 このページを読んで、知らなかったことが知れて、なんだかお得な気分になれました!!
あと、質問なんですが、オーディションを受けるために、履歴書を書こうと思っているのですが、スリーサイズや身長は履歴書のどこに書けばいいのですか?
【ペンネーム】 みぃ。

■感想ありがとうございます。身長、スリーサイズはどこに書いてもいいですがわかりやすいところに書いてください。(岡田)

【満足度】5
【コメント】私は、高校生でモーニング娘が大好きな女の子です!履歴書の書き方とか載っているので毎日見ています!!すいません聞きたいことがあります。いま公式サイトを見たら「エッグ」オーディションが開催されると載っていました。その、オーディションでモーニング娘になれるのでしょうか?教えてもらいたいのです。よろしくお願いします。
【ペンネーム】無記入

■7期生オーディションのときに、内部昇格のチャンスがあったはずですが、しませんでした。ということは、エッグ(含む、Berryz工房、℃-ute)、からモーニング娘。への昇格は、ないと思われます。
確かに、ハロプロエッグから有原栞菜が℃-uteに昇格しましたし、これからもあると思いますが、モー娘。は、大々的にオーディションをすることが、一つのパフォーマンスになっています。ですから、エッグに入っても、モー娘。にはなれませんが、新しいユニットのメンバーになれる可能性は高いので、挑戦してみてはいかがでしょうか。(上木)

【満足度】 5
【コメント】 初めましてこんばんわ。
僕は高校3年生で、夢が芸能界で活躍したいと思う男性です。
今度オーディションを受けようと思い、初めての不安の中、様々な事を調べていたら、このサイトに着きました。
このサイトでは、僕の不安を自信に変えるようなほど、たくさんのタメになることがわかりやすく書いてありました。
納得させられるようなことや、「へぇ~そんなことを思うのかぁ」など、何も知らない自分にとっては、すごく力になり、何度も何度も読ませていただきました。
記載されていることを、すべて自分のものにするつもりで望みます。
受かっても落ちても良い経験になるので、少しづつでも自分の成長になればいいなと思います。
本当に良いサイトでした。ありがとうございました。
【ペンネーム】 たっちゃん。

■感想ありがとうございます。自信を持ってオーディションにのぞんでください。(岡田)