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田中れいなと二人の先輩

written by 上木憲文

  Last Updated: 2003/10/02
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9月12日に公表された新ユニット、「あぁ!」に参加が決まった6期生の田中れいなと、キッズの夏焼雅、鈴木愛理について触れてみようと思います。

本題に入る前に、田中れいなを全国区にした「シャボン玉」について、少し考えてみましょう。

★TF係数(倍率)の低下

モー娘。のシングルCDのセールスは「恋愛レボリューション21」以降、「AS FOR ONE DAY」まで、7曲連続して減少していましたが、「シャボン玉」で、やっと減少に歯止めがかかりました。やはり、6期生の加入は大きかったようです。

ここでは、表面的な売り上げ数字ではなく、その中身についてチョットだけ触れてみます。

こう書くと、1枚は1枚、誰が買おうと、どこで買おうと、いつ買おうと、違いはないはずだ、と思われるかもしれませんが、数字に表せるものもあります。

私は、累積のセールス枚数(トータル枚数)を1週目のセールス枚数で割った値(名前がないらしいので、仮に、TF係数と呼びます)を使って比較しています。

たとえば、1週目に5万枚売れ、2週目に2万枚、3週目に1万枚……トータルで10万枚売れた曲があるとします。この場合のTF係数は

      10÷5=2

で、【2.0】となります。

これで何がわかるのかといいますと、あるCDを特定のファンだけが買ったのか、一般の音楽ファンも買ったのか、その購買層がある程度推定できるのです。

たとえば、TF係数が【1.0】ですと、1週目だけ売れて、2週目以降はまったく売れなかった、ということになります。おそらく、固定ファンだけが買ったと推定できます。

逆に、TF係数が【3.0】を超えてきますと、ロングセラーと呼ばれるようになるはずです。

多くの楽曲は【1.5~2.0】の値になります。数字に強い人は、自分の好きなアーチストの楽曲のTF係数を算出してみてはいかがでしょうか。

最近の曲で、このTF係数が予想以上に高くなりそうなのは、SPEEDの「Be My Love」とか、day after tomorrowの「moon gate」があります。たぶん、ヒット曲と呼べる累積枚数になるはずです。

「シャボン玉」のTF係数は【1.5】弱で、累積枚数は増えましたが、TF係数は低下傾向にあります。つまり、コアなモー娘。ファン以外あまり買っていない、と言えます。

同じことが、松浦亜弥にもいえます。昨年は、TF係数が【2.0】ありましたが、今年になってからは、かなり低下しています。しかも、累積枚数まで減少しています。

安倍なつみ、後藤真希のTF係数が異常に低いのは、イベント絡みによる特殊要因によりますが、それを割り引いても高いとは思えません。

ちなみに、モー娘。のデビュー曲「モーニングコーヒー」のTF係数は【2.0】ありました。(注:計算に使用した累積枚数は、オリコン100位以内のもの)

★田中れいなの修行

巷では、おとめ組の「愛の園~Touch My Heart!~」は、小川麻琴の修行の場、「あぁ!」は、田中れいなの修行の場、と噂されています。

芸能界、一日でも早く入ったほうが先輩、というのは常識です。ですから、田中れいなにとって、キッズから参加する夏焼雅、鈴木愛理は、芸能界の先輩にあたります。まあ、夏焼雅も大人ですから、先輩風を吹かせて、田中れいなをアゴで使うことはないでしょうが。

それに修行といえば、凄い数の「ミーヤ」コール(ミーヤとは矢口真里が夏焼雅につけたニックネーム)に田中れいなが、耐えられるかでしょう。「あぁ!」のライブステージは必見です。

キッズと田中れいなの力関係は、12日に公表された「あぁ!」の写真で、はっきりしています。センターに鈴木愛理、左に田中れいな、右に夏焼雅となっていて、しかも写真の仕上がりも、2対1となっています。

新聞報道では、リーダーの話は出ていませんでした。3人ユニットなので、必要性もないのでしょうが、「ごまっとう」同様、決めかねる、というのが実情なんでしょう。夏焼雅で異存ありませんが。

★「あぁ!」は勝負!

前々回のコラム「さくら組>おとめ組、は真実か」で、「ZYX」と「SweetS」の話をしました。

予想通り(?)、「SweetS」のほうが多い、という結果になりました。なにしろ、「SweetS」は「ZYX」のセールス枚数を知った後のデビューですし、500円という安価なCD、メンバーのプロフィールが1枚封入というおまけ付きで、好条件が揃っていました。

「ZYX」への期待は大きかったのですが、メンバー的には不満がありました。しかし、今回の「あぁ!」は、組み合わせ的には○です。田中れいなファンとキッズファンは、まったくクロスしていませんから、[1+1=3]が狙えます。

単純な人は、夏焼雅と菅谷梨沙子の組み合わせを考えそうですが(この二人でキッズ人気を二分しています)、この二人は反りが合いません。

個人的に、「ZYX」は、キッズ人気を探ることが目的のユニット、あるいは、小学校6年生組の卒業記念ユニット、と思っていますが、「あぁ!」は、勝負ユニットでしょう。

これが売れなければ(目標は、1週目で10位以内、累積枚数で3万枚でしょう)、「モー娘。+キッズ」という構想自体に問題があると思われます。少なくとも、田中れいなの責任が問われることはないはずです。

6期生のジャンキー、亀井絵里と道重さゆみは、「あぁ!」の写真を見ながら、こんな会話をしていることでしょう。

「キッズとユニット組まなくて良かったね」
「うん、組むなら4期か5期だよね。大切にしてもらえるし、センター取れそうだし……」
「小学3年生に気を使わなければならないなんて、れいなちゃんも大変よねぇー」
「れいなちゃん、切レルのかなぁー?」

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