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宮澤佐江(AKB48)スペシャルインタビュー


  Last Updated: 2008/08/19
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TBSドラマ『恋空』の生徒役として出演中のAKB48チームKの宮澤佐江ちゃんに、劇場公演の合間を縫ってドラマ出演に関してのお話をうかがってきました。ちょうど1話の放送が終わったときに聞いてきました。(2008年8月6日 AKB48スタッフルーム)

日常の学校生活をテレビを通して見てもらえる

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宮澤佐江プロフィール 1990年8月13日生まれ、東京都出身、 164cm B79 W58 H87

――今回のドラマ出演が決まったときの感想から聞かせてください。
「映画は見たことがあって、映画では美嘉の親友役の亜矢しか出てなかったので、友達役って言われたときに、まずマナミ(※今回宮澤佐江さんが演じる役)っていう友達がいるのかなって思って、どんな役だろうと思ってました。以前やらせていただいた『正しい王子のつくり方』(テレビ東京)のときと同じようなクラスメイトかなと思ったんですけど、仲良し5人グループの一人と知って、そして『恋空』に出られるのがすごくうれしかったです」
――アイドルに話を聞くと映画化される前から見てるっていう子も結構いたんですけど、佐江ちゃんも見てました?
「ケータイ小説は見たことがなかったんですけど、映画化されるまでの流れは知っていて、映画は見ました」
――映画と違ったドラマの特徴といったらどんなところですか?
「ドラマはつなげると映画よりも長い時間になるので、そのあとどうなったとか、映画の話にたどりつくまでの流れがドラマを見てわかっていただけるんじゃないかなと思います」
――台本を見て、自分の役はどんな風に想像しました?
「役どころとしてはいつも元気で、5人の中でリーダーシップをとっている感じで、スポーツもできるんですけど、いたずら好きでいろんな女の子にちょっかいを出している役なんです。自分のいつもの元気な感じと似ているので、演技をしているというよりも、日常の学校生活をみなさんに画面を通して見ていただけるんじゃないかなって思います」
――佐江ちゃん自身、収録の最初は緊張した?
「自分のことより周りに迷惑をかけないようにとか、ひとこと言うだけでもどんなタイミングで言えばいいんだろうとか、そういうことばかり意識していたことはありました。でも初めてドラマに出る人も多かったので、みんなで『こうやろうね』とか、監督さんに確認を取りにいったりとかできたので、良かったなと思います」
――じゃあ緊張というよりは、楽しくできそうな感じだったんですね。
「はい」

「1話は絶対見てください!」

――今、何話ぐらいを撮ってるんですか?
「5話です。6話で完結するので、今、ラストスパートです」
――佐江ちゃん演じるマナミさんがいちばんたくさん出てくるのは何話なんですか?
「1話だったんです、実は(笑)」
――そうなんだ(笑)。
「ファンのみなさんには『1話は絶対見てください!』って言っておきました」
――自分でご覧になった感想を聞かせてください。
「すごく自然で、演技をしてる感じじゃない気はしたんですけど、ほかの共演者さんよりセリフが少ないところで自分をアピールしなきゃいけなかったのに、できてなかったって画面を通して感じたので、すごく勉強になりました」
――いたずらっ子みたいなキャラはうまく映ってたように見えましたけど。
「セリフはあるんですけど、動作は自分で突発的に出ました」
――2話以降、マナミはどんな形で出てくるの?
「ヒロと美嘉の2人の話が中心になってくるので、ちょくちょくは出てくるとは思うんですけど」

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共演者についてひとこと

――主人公の水沢エレナちゃんはどんな子?
「エレナちゃんは『セブンティーン』のモデルをしてたので知ってたんですよ。しゃべってみるとすごくおっとりしていて、『美嘉って感じがする』って思いました。ふつうのときにはちょっと変わっているというか、突然変なダンスをしたりして、お笑いのものまねをみんなでしたり」
――しっかりしてるほう?
「しっかりしてます。演技のときに『ここはこうしたほうがいい?』って聞いたりするときもありますね」
――クラスメートの子についてもひとことずつ聞きましょう。ユカ役の佐武宇綺ちゃん。9nineの子だよね。
「宇綺はひとつ下なんですけど、同じアイドルということでAKB48のことを知っててくれたみたいで、最初から『宮澤佐江ちゃんだよね』って言ってくれて。『なんで知ってるの?』って聞いたら、雑誌を見てたときにAKBが載ってるのを見て目立ってたらしくて『うちらが出会えたのは運命なんだよ』って言ってきてくれます」
――小林さりちゃんは?
「今高2なんですけど」
――小学校6年のときから知ってます(笑)。
「えー!」
――すごい美人ですよね。
「大人っぽくて年を聞いてびっくりしました」
――さりちゃんはどんな子?
「中身も大人っぽくて、撮影現場に行くときにさりが佐江の分の切符まで買ってきてくれて、冷静だし、頼っちゃうところはありますね」
――ちゃんは?
「オーディションのときに一緒だったんですけど、葵ちゃんの演技を見て『すごい!』って思って。一緒にお仕事することが決まったときも、こういう風な演技の仕方もあるんだなって勉強できたのが葵ちゃんです」
――ヒロ役の瀬戸康史さんは?
「あんまり一緒に収録することがないんですけど、ご挨拶したときに細くて顔がちっちゃくでびっくりしました」

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――AKB48で普段活動してるけど、こうやってソロで活動することで戸惑ったりすることはなかったですか?
「ふだんはAKB48としてテレビなどに出させていただくときには、個人名は知られていないだろうけど、今回一人でこういうお仕事をさせていただくことによって、たくさんの人との交流ができたので学ぶ量がすごく多いなと感じました」
――一人でお仕事をすることによって考え方が変わったことがあるとしたらどんなこと?
「私、いつも注意されることがあって。滑舌(かつぜつ)が悪いんですよ。それを直そうと努力しているんですけど、緊張するとついつい急いでしゃべっちゃったりして、テレビを見て後悔することがあるんですけど。最近は時間があるときはお風呂でゆっくり、滑舌を良くするようにゆっくり『あ、い、う…』と言ったり、MCのときにも意識をするようになりました」
――演技の面に関して、こういう風にやれたらいいのに、って思うことは出てきました?
「(今は)自分の性格と同じキャラというのがあって、いつもパターンが同じになってしまうんですよ。なので、話の中で時と場合に応じて少しでもリアクションを変えられたらとは思うんですけど」
――自分の出番じゃないときにはドラマがどう進んでるかわからない感じ?
「そうなんですよ。オンエアを見て『あ、こういう場所で撮ってたんだ』って思ったり。台本を読ませてもらって、私が美嘉ならこうやるのかなと考えていたら、水沢エレナちゃんはこういう風にやるんだ、とか1話を見てすごく勉強になりました」

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――佐江ちゃん自身、視聴者の立場で第1話を見たときにはどう感じました?
「確かに次が気になりますね。内容がわかってても、次はどういう風になるんだろうって思います」
――男の目線から見ると、ヒロっていう役の男性像ってどうなんだろう、って思ったりするんですが、これだけケータイ小説や映画がヒットするってことは女の子に共感されてるわけですよね。女の子から見るとどういうところに共感するんでしょうか。
「こういう男の人に出会ったことがないんですけど、もしここまで自分のことを好きになってくれる人がいたら、私だったらその人の気持ちに応えてあげようっていう気持ちになるんだろうと思いました」
――そういうことね。
「自分を捨ててでも女の子を守るっていうか、こんなに女の子の気持ちを思う学生ってすごいんじゃないかなと思います」
――AKB48のメンバーからの反応はどうでした?
「みんな見てくれたって言ってくれたり、メールくれたりしたんですけど、次に会ったときに、(ドラマの)セリフを言ってくれるメンバーがいたりして。『なんでそんなこと覚えてるの?』って聞いたら『佐江が出るからちゃんとチェックしてるよ』って言ってくれて、見ててくれてうれしかったです」
――ファンの人はどんな反応?
「お手紙をいただいたんですけど、『自然だね、自然すぎて』」
――役じゃないみたい?(笑)
「『始まる前まで自分がどきどきしてたのに、緊張も最初だけでした』ってお手紙いただいて。うれしかったですね」

高校を卒業しても制服を着たい

――ドラマで着てる制服はどうですか?
「セーラー服なんですけど、自分の学校はブレザーなので、一度劇場公演でセーラー服を着させていただいたんですけど、着れてうれしいというのはありますね。制服着られるのも今のうちって最近思うようになったので(笑)」
――高校卒業して制服着るとコスプレって言われるんだってね(笑)。
「メンバーにも言ったんですよ。『高校卒業しても私服で制服着てきてもいい?』ってメンバーに聞いたら『コスプレになるからダメ』って言われちゃって(笑)」
――なんか女の子ってそういうところこだわるみたいだよね。
「私服でも夏休み中に制服で来るときもあったりするんですけど」

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――佐江ちゃん自身のドラマの見どころというと、これからどういうところに注目して見ればいいですか?
「自分の出るところもチェックしていただきたいというのもあるんですけど、美嘉とヒロがこれからどうなっていくのか、映画と内容がちょっと違うので、そこにはぜひ注目してもらいたいですし、スピンオフといって携帯で見られるサイトがあるんですけど、そこにはドラマよりも詳しい情報が載ってたりするので、そちらもぜひチェックしていただけばと思います」
――また演技できるチャンスがあったら、どんな役をやってみたいですか?
「どんどんいろんな演技ができるようになっていきたいんですけど、去年やっていた『イケメンパラダイス』の堀北真希さんのようにショートカットにして、男の子っぽい役をしたいのと、『ごくせん』のヤンクミさんみたいな、みんなを助ける強い女性を演じられたらいいなと思います」
――女優の仕事をやってみて、あらためてこの人がすごいって思った人はいますか?
「前から好きなのは井上真央さんで、喜怒哀楽の表情の作り方がすごくうまいなって画面を見てて感じたので、井上真央さんは自然にできてることだと思うんですけど、私は今、まだセリフを言うか表情を作るかどちらかで精一杯になるところがあるので、いつか井上真央さんみたいに両方を一緒にできるようになりたいです」
――今考える、佐江ちゃんの将来の夢は何ですか?
「今は女優だけやりたいという気持ちでもないんですけど、こうして経験させてもらうと、演技って楽しいなって思い始めてますし、もともと歌ったり踊ったりすることが目的でAKB48に入ってきたので、それも捨てがたいので、今はどれかひとつに絞ることはできないです」

AKB48の宮澤佐江

――AKB48のオーディションに応募したときには何年生?
「中3でした」
――最初のステージに出たときには高1だったんですね。
「はい」
――チームKとして初めてステージに立つことで不安はなかったですか?
「もともと一人で行動することができなくて、必ずどこか行くときに友達連れていったりお母さんと一緒だったので、今考えるとよく一人でオーディション受けられたなって感じなんですよ。知らない人の中に一人で入るので。ただ、人見知りはしないほうで、みんなと早く仲良くなりたい、新しい友達を作りたいっていう気持ちが強かったので、レッスンが厳しい時期もあったんですけど、仲間と一緒だから大丈夫っていう気持ちで乗り越えられました」
――チームKのまとまりはどんなときにできあがってきたんですか?
「レッスンをしてて、(振り付けの)夏先生に集合をかけられて、夏先生が泣いて活を入れてくださったんです。みんなで泣いて、その日から取り組み方が変わったと思います。自分たちが思うには精一杯の力を出してたんですけど、夏先生はもっとできるって指摘してくださって」
――自分たちのオリジナルのステージ(『青春ガールズ』)をもらったときはうれしかったですか?
「もう、うれしくって。仮歌をいただいたときにずっと家で聞いてて。プレーヤーが壊れちゃうんじゃないかというぐらいリピートしたのを覚えてます。未だにもらったときの仮歌CDを聞くときがあるんです」

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――今までの2年と少しの間で、自分自身がつらかったときはどんなときですか?
「これはファンの方も気づいていると思うんですけど、『正しい王子のつくり方』の撮影をしているときに、ひまわり組2nd Stageのレッスンをしてたんですけど、(撮影があって)私と(秋元)才加は一度も出られなかったんです。

(ドラマのほうの)演技をすることにいっぱいいっぱいになりすぎて『とりあえずこれをやらなきゃダメ』って気持ちでレッスンが後回しになってしまっていて。才加はドラマの出番もたくさんあるのにもかかわらず、どんどんステージに出られる曲数が増えていって、焦りとかあって。『こんなんじゃだめなんだ』って才加に気づかされましたね。そのあたりはみなさんも気づいてて『大丈夫か?』って手紙で心配していただいて」
――佐江ちゃんを応援してくれるファンはどういう感じの人が多いですか?
「特に、こういう人が集まってるとは思わないんですけど。……真面目な方が」
――真面目な人が多い?(笑)
「私、こう見えて真面目というか、自分でも嫌なところでもあるんですけど、真面目すぎて堅いんで。まっすぐなんですよ。お手紙を読んでるとすごく丁寧に書いてあったり、私が家でママと話しているのと同じぐらいのタイミングで手紙に『佐江、大丈夫?』とか書いてあって。お手紙を読んでいる限りはそういうまっすぐな気持ちの方が多いんじゃないかなと自分では思います」
――ファンの方の手紙の中で勇気づけられたことはありますか?
「お手紙が本当にうれしくて。この間も、最初からもらった手紙を家でずっと読んでて、それぐらい手紙をいただくことが好きで。手紙もらうことがそもそもうれしいし、直筆って素敵だなって思いますね。本当は一通一通に返信がしたいぐらいです」
――AKB48の中でわりと仲良くしてるメンバーは誰ですか?
「えー! みんなと仲がいいつもりなんですけど。私はみんな好きです」
――いつも誰かと一緒にいるとかはないんですか?
「Kだと結構いろんなところに顔を出しますね。こういう話があればこっちに、みたいに。基本、ひとつにまとまっているので。やっぱり事務所が同じということもあって性格も似てるていうのもあって、才加にはなんでも先に報告してると思います」

AKB48に入ってから甘えるようになった?

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――Chocoloveの記者発表のときに秋元才加さんのしっかり者ぶりが印象に残ったんですけど。佐江ちゃんもしっかり者だと思ったら、あとから聞いたら末っ子でのびのび育ってきたらしく(笑)。
「AKBに入る前にはリーダー的なことが学校行事でも多くて、自分が今まで人に頼られてきたばっかだったので、人に頼ったことがなかったんですよ。でもAKBに入って、(大島)優子や(秋元)才加に出会ってから、すごく甘えん坊になった……」
――自分より頼れる人がいたから甘えるようになったと(笑)。
「はい。すごく甘えはじめました(笑)。私が変なことを言っても二人がカバーしてくれるので、のんきにさせていただいて(笑)」
――8月13日で18歳ですが、高校生のうちにしておきたい高校生らしいことはあります?
「遊んだりするときに、制服でちょっと濃いメイクをして、若者の街を歩いてみたいです」
――“若者の街”って(笑)なんですか?
「まぁ、渋谷とか原宿とかを、いつもと違うメイクで制服で、ふつうの高校生にまぎれてみたいです」
――夏休みがとれたらどんなことをしてみたい?
「家族と一緒に少しでもたくさんの時間を過ごしたいです」

『恋空』の第3話は8月23日(土)放送です。日比谷野音に行く前に留守録してお出かけください。(撮影・取材 岡田)

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