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成海璃子、前田敦子『あしたの私のつくり方』完成披露試写会


  Last Updated: 2007/04/08
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実力派女優・成海璃子さん主演の『あしたの私のつくり方』が完成し、女性限定の完成披露試写会が行われました。試写会に登場したのは市川準監督、主演の成海璃子さん、このたび初めて映画に出演する、AKB48の前田敦子さんです。(2007年3月19日 スペース汐留FS)

Photo
左より市川準監督、成海璃子、前田敦子
成海璃子 1992年8月18日生まれ、神奈川県出身
前田敦子 1991年7月10日生まれ、千葉県出身

――成海さんが演じた女子高生“寿梨”(じゅり)はどんな役でしたか?
成海璃子「何か特別な才能があるというわけではなくて、まわりの中に埋もれてしまうような、普通の女子高生でした」
――前田さんが演じた日南子(かなこ)さんのように友達からもらったメールで励まされたことはありますか?
前田敦子「私は悩んだときはいつも自分から相談して、いつも友達に励ましてもらっています。今回もたくさんの友達が応援をしてくれていたので、毎日励ましてもらっていました」
――監督に伺います。この映画、女性が『わかる、わかる』と共感してしまう、思春期特有のエピソードがたくさんあります。女性の視点で描かれた原作のどの部分を大切に描こうと思われましたか?
市川準「脚本を書かれた細谷さんも30歳ぐらいで、実体験のようなものがいっぱい入っていて、リアルな本音の体験がいっぱい描かれているホン(脚本)だったので、それに忠実に描いたことと、僕としては、どの時代にも通じる思いを自分なりに理解しようと思ってやりました」

撮影時のエピソード

成海璃子
前田敦子
市川準監督

――初の市川組はいかがでしたか。
成海「なんともいえないリラックスした感じがありました」
――初の映画出演はどうでした?
前田「リラックスより緊張しかなかったです、私は。初めて成海さんにお会いしたときにはとてもオーラを感じる方なのでどうしようかなという気持ちしかなかったです」
――監督から見て撮影中のエピソードがあれば。
市川「とにかく暑かったです。暑いなかで四季を演じなくてはいけないので、よく耐えたなと思います。成海さんはこんな人に会ったことないくらい、この年で演技の引き出しをものすごく持っていて、器用すぎるなと思うくらい、お芝居がうまいと思いました。芝居の巧みさが“寿梨”という女の子が、いつも演じて生きているようなところと内容が合っていたと思います。前田くんは全く何もわからなくて最初ボーっとしているだけで、ボーっとしているころの感じがイジメにあっているころと似合ってたり、時期が離れて山梨に行ってからは、山梨の空気間のなかで徐々に大人びていき美しく開放されていく感じがちょうどこの物語の日南子の成長にも合ってたから、ちょうど2人がこの映画を生きてくれたような気がします」

あしたのつくり方

――タイトルにちなんだ、それぞれの“あしたのつくり方”を教えてください。
成海「お家に帰って犬と遊んだり、お風呂にゆっくりつかったりしているときが、いちばんリラックスできて、『明日も頑張ろう』という気持ちになります」
前田「友達がすごく大好きなので、毎日のように電話をして、くだらない話から真剣な話まで夜遅くまで話して明日頑張ろうっていう気持ちになります」
――他人事のように聞いていた市川監督はいかがでしょう。
市川「僕に明日があるかわからないですが(笑)、3年前に初孫ができまして、その子と遊んでいると、“明日も頑張ろう”と……すみません(笑)」

見どころは!?

――それでは見どころなどメッセージをお願いします。
成海璃子「誰にでも思春期のなかにある、悩みなどをすごくていねいに描いた映画です。明日も前向きに一歩踏み出せるような、そんな気持ちになる映画です。みなさんぜひ楽しんでいってください」

前田敦子「この原作を初めて読ませてもらったときに『すごくリアルだな』と思ったので、私が初めて演技をやらせていただいたということで、とても初々しい感じになっていると思うのですが、ぜひ最後まで楽しんで見てください」
市川準「演出しながら恥ずかしいなと思うところがいっぱいあった映画なんですけど、照れくさいと思ったところのハードルを取ってみたらすごくわかりやすい映画になってみんなの心に届く映画になったというのが悔しいくらいなんですけど、最後のほうのセリフで『明日も頑張ろう』のように言っているところは、どこかの青春映画やアニメで誰か言っているような気がするんですが、それがとてもリアルに聞こえたような気がして、そういうわかりやすいことをこれからは撮っていこうと。それから3歳の孫が14歳ぐらいになったときに『おじいちゃんがいい映画撮った』と言われるような、前向きな気持ちになってくれればいいなというようなことまで願いながら撮ってました。よろしくお願いします」

Photoアイドル名 画像

公開は4月28日よりシネ・リーブル池袋、渋谷アミューズCQNほか全国順次ロードショーを予定しています。詳しくはオフィシャルサイトでご確認ください。一応、AKB48ファンの方のために補足しておきますと、映画のパンフには、板野友美、小野恵令奈、小林香菜、早野薫、平嶋夏海、峯岸みなみの名前もクレジットされていました。(撮影・取材 岡田)

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