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北原里英(NGT48)卒業コンサート直後の記者会見詳細レポート


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NGT48の北原里英さんの卒業コンサートの終演直後に行われた記者会見の様子の一部始終をお届けします。そして、会見中に話題になった出来事について取材写真やオフィシャル写真とともに振り返っていきます。(2018年4月14日 新潟県新潟市 朱鷺メッセ)

まずは組閣があった新チーム体制で、北原さんを囲んでNGT48全員で記念撮影とともに、新キャプテンに任命された加藤美南さんと、昇格した研究生を代表して奈良未遥さんからひとことありました。

NGT48全員の集合写真
3列目左から安藤千伽奈、佐藤海里、高橋七実、對馬優菜子、藤崎未夢(チームNIII所属ドラフト3期生)
2列目左から山田野絵、西村菜那子、西潟茉莉奈、太野彩香、髙橋真生(新チームNIII)
1列目左から高倉萌香、清司麗菜、加藤美南、柏木由紀、荻野由佳(新チームNIII)
センター北原里英をはさんで右側がチームG
2列目奈良未遥、長谷川玲奈、本間日陽、村雲颯香、山口真帆
1列目小熊倫実、角ゆりあ、日下部愛菜、菅原りこ、中井りか、中村歩加

加藤美南「このたび、NGT48のチームNIIIキャプテンとして就任させていただきました加藤美南です。本当にこの2日間の単独コンサートを通して、NGT48がどれだけの人に支えてもらってるかというのをメンバー内で自覚しあったというか、メンバー内で絆が深まった2日間となったので、これから里英さんがいなくなったときに、この気持ちをいかに保てるかっていうのを、保ちながらももっと上を行かなきゃいけないと思うので、頼りないキャプテンではありますけども、頼りないながらも一生懸命やることがまず一番の私の課題かなと思うので、頑張りたいと思います。よろしくお願いします」

奈良未遥「NGT48研究生の代表としてお話しさせていただきます。昨日の単独コンサートで研究生全メンバー昇格させていただいたんですけども、NIIIと研究生に分かれたころは、(研究生)10人でみーずん(水澤彩佳)と大滝(友梨亜)さんが(先に)卒業したんですけど、やっと、ファンのみなさんの前で昇格する報告ができたこと、そしてファンのみなさんがあきらめずにずっと応援してくださったことで、こうやってメンバーが初めて正規メンバーとして胸を張って活動できることになりました。

今まで本当にいろいろ悲しいこともつらいこともみんな研究生メンバーで乗り越えてきたんですけれども、新しいチームGとNIIIに分かれて活動することは初めてなので、それぞれお互い切磋琢磨しあいながら、ライバルであり、仲間である研究生メンバーとこれからも新しいチームでもそれぞれの個性を崩さないで頑張っていけたらなと思います。本当にありがとうございました」

加藤美南
加藤美南

奈良未遥
奈良未遥

次の日が神戸で握手会があり、その移動のため、北原里英さん以外はここで退出です。

長谷川玲奈と抱擁
長谷川玲奈と抱擁

お別れ

長谷川玲奈さん、山田野絵さんと熱い抱擁しているのが不思議でしたが、あとから考えると北原さんの劇場卒業公演に2人は出ていなかったので、これがNGT48の北原さんとは最後の別れのようでした。

新組閣発表

チーム 名前 読み 生年月日 備考
NIII 荻野由佳 おぎの・ゆか 1999年2月16日 NIII 副キャプテン
NIII 柏木由紀 かしわぎ・ゆき 1991年7月15日 NIII AKB48チームB兼任
NIII 加藤美南 かとう・みなみ 1999年1月15日 NIII キャプテン
NIII 佐藤杏樹 さとう・あんじゅ 2001年11月5日 NIII  
NIII 清司麗菜 せいじ・れいな 2001年4月19日  
NIII 高倉萌香 たかくら・もえか 2001年4月23日 NIII  
NIII 髙橋真生 たかはし・まう 2001年6月3日  
NIII 太野彩香 たの・あやか 1997年7月20日 NIII  
NIII 西潟茉莉奈 にしがた・まりな 1995年10月16日 NIII  
NIII 西村菜那子 にしむら・ななこ 1997年8月11日  
NIII 宮島亜弥 みやじま・あや 1997年11月27日  
NIII 山田野絵 やまだ・のえ 1999年10月7日 NIII  
G 小熊倫実 おぐま・つぐみ 2002年12月15日 NIII  
G 角ゆりあ かど・ゆりあ 2000年6月22日  
G 日下部愛菜 くさかべ・あいな 2002年2月6日  
G 菅原りこ すがはら・りこ 2000年11月23日 NIII  
G 中井りか なかい・りか 1997年8月23日 NIII  
G 中村歩加 なかむら・あゆか 1998年7月28日  
G 奈良未遥 なら・みはる 1998年3月20日  
G 長谷川玲奈 はせがわ・れな 2001年3月15日 NIII  
G 本間日陽 ほんま・ひなた 1999年11月10日 NIII  
G 村雲颯香 むらくも・ふうか 1997年7月5日 NIII  
G 山口真帆 やまぐち・まほ 1995年9月17日 NIII  
安藤千伽奈 あんどう・ちかな 2001年1月13日 ドラ3  
佐藤海里 さとう・かいり 2000年8月5日 ドラ3  
高橋七実 たかはし・ななみ 2001年7月7日 ドラ3  
對馬優菜子 つしま・ゆなこ 2001年8月20日 ドラ3  
藤崎未夢 ふじさき・みゆ 2000年11月17日 ドラ3  

新チームNIII公演「誇りの丘」(7月上旬予定)
ドラフト3期生はチームNII付き研究生となります。

チームG公演7月上旬予定の新公演の幕開けと同時に公演内容を発表し、キャプテン、副キャプテンを発表

北原里英会見「新潟は第2のふるさと」

北原里英

――北原さんにとってあらためて新潟という土地は、どんなところだったのか教えていただけますか。

北原里英「本当にAKB48グループとして10年間やってきたなかでの最大のターニングポイントだったなぁって思いますし、新潟に移籍するってなったときに、新潟出身でもない私のことを本当に温かく受け入れてくださって、今では正直自分のふるさとよりも新潟についてのほうが詳しい自信があるくらいで、第二のふるさとだと思っています」

――コンサートのときに「新潟に救われました」とおっしゃっていましたが、どういう部分で救われたのでしょうか。

北原里英「やっぱり一時期はAKB48として選抜にも入ることができず、総選挙でもあまりいい順位を取ることもできなくて、本当にこのままひっそりと卒業していくしかないんだろうな、って思っていたなかでNGT48に打診をいただいて、結果としてそこからファンのみなさんの応援が一層熱くなったりとか、本当に新潟県に行ったことによって、新しく応援してくださる方が増えたりして、こんな風にこんな大きな会場で自分の卒業コンサートをやってもらえるとは思ってなかったし、卒業ソングをいただけるとも思ってなかったので、抽象的な表現ではあるんですけど、本当に(新潟に)救ってもらったなという感じです」

――AKB48の1期生から3期生ぐらいまでのメンバーには大きなコンサートで卒業した人もいるんですけど、それ以降のメンバーではこんな大きいのは初めてじゃないですかね。

北原里英「そうですかね。確かにここまで自分で完全に考えたのは初めてかもしれません。それこそあのままAKB48にいたら絶対になかった思うので、本当にNGT48のみんなと一緒だからこそできたことだなと思います。

まずやっぱりこの大きな会場を埋めなきゃいけないわけじゃないですか。今回朱鷺メッセという会場は私たちNGTにとっては背伸びだったかなって思ったりもしたんですけど、実際やってみたら本当にたくさんの方が見に来てくださって、すごくNGTの勢いも感じましたし、本当にみんなと一緒に歩んできた3年間があったから私、こうやって卒業できるんだなって思いました」

2日間のコンサートを振り返って

パレオはエメラルド
「パレオはエメラルド」(1日目のコンサートより)

――昨日、初めてグループとして単独コンサートをして、2日目ご自身のソロコンサートをして、この2日間を、全体として振り返ってみてどうですか。

北原里英「本当に楽しかったです。いつもAKB48のライブってなると、人数も多いので、自分が出ない時間が長かったりとかするんですけど、NGTはまだ1期生とドラフト3期生しかいないので、本当に忙しくて、そういう忙しいのがすごく久しぶり、『あ、このバタバタが好きだな』ってすごく思いましたし、NGT48のファンの方は結構『箱』で推してくださってる方が多くて、たとえば自分のうちわを持ってなかったり、自分以外のメンバーを推しているファンの方でも、ちゃんとNGTのメンバーのこと全員を好きでいてくれるので、ステージに立っていて、すごくアットホームな感じがあって、だから2日間本当に、『今、自分たちのお膝元でやってるな!』って感じはしましたね」

フライングゲット
「フライングゲット」でセンターを務める(2日目卒業コンサート)

――ご自身のアイドル人生10年を振り返るのにセットリストの中でたくさん振り返っていましたけど、自分で思い出深いのは、NGT移籍以外だとどんなことがありますか?

北原里英「今回、ヒストリーコーナーを作らせてもらって、やっぱり『Not yet』と、SKEの兼任はすごく自分の幅が広がった出来事だったと思います」

夕陽を見ているか?
「夕陽を見ているか?」をAKB48、TPE48のゲストメンバーと

ついに本物の船に!

――ラストシーンは段ボールの船から一気にいい船になった印象ですが。

北原里英「ついに本物の船に乗って日本海に旅立つことができました」

――あのラストシーンに込めた思いとはどんなものだったんですか?

北原里英「最初は、他のメンバーがやっていないことをやりたいなと思って、NGT48はお披露目のときに、船に乗って登場したので、実は今日乗った船も、登場したときと一緒の船で、原点に帰るという意味も込めて船に乗るという演出は決めさせていただきました」

お披露目イベント時のNGT48
お披露目イベント時(2015年8月21日取材。旗手は北原里英さんです)

卒業コンサートの北原里英
卒業コンサート後の北原里英さん(2018年4月13日)(c)AKS

加藤美南は人一倍新潟愛が強い

――なぜ加藤美南さんにキャプテンを指名されたんでしょうか。

北原里英「私は結構前から加藤がいいなって思って、やっぱり加藤は新潟出身で、人一倍新潟に対する愛が強い子なので、これからもきっとずっと新潟を大事にしていってくれるだろうなって思いましたし、自分が卒業するにあたって、NGTがガラっと変わったらいいなと思っていて、加藤はきっと『自分がなんとかする』じゃなくて、まわりが支えてくれると思うんですよ、加藤のことを。そうなったら全然違ったキャプテン像になるだろうなって思って、違ったNGTが見たいなと思って加藤を選ばせていただきました」

加藤美南
北原里英さんよりNIIIの新キャプテンとして加藤美南の名前が告げられた(2018年4月13日)

――セットリストの最後に『草原の奇跡』『Maxとき315号』を選んだ理由を教えていただきたいです。

北原里英「Maxは今回2回歌わせていただいたんですけど、卒業発表したときもMaxときで締めくくっていたし、NGT48にとってすごく大事な曲なので、どうしても『Maxとき315号』に。乗って帰る演出もちょっと考えたりしたんですけど(笑)、歌に乗せて去りたいなという思いがありまして。

『草原の奇跡』は、自分がAKB48にいた7年間もものすごく大切にしているので、ちゃんとAKBにいたんだよ、ってこともしっかり証明したいなって思ったときに、すごく好きな歌だし、それこそNGTに移籍するに当たっての壮行会のときもそのときはチームKだったので歌わせてもらって、自分にとってチームKの期間も長かったので、選ばせていただきました。みんな(ペンライトの色がチームKカラーの)緑でうれしかったですね」

Maxとき315号
Maxとき315号を歌う北原里英
「Maxとき315号」でトロッコに乗ってメンバーから旅立っていく北原里英

NGTカラーの赤で

――今日の卒業ドレスについては自分なりのこだわりを教えていただきたいのですが。

北原里英「今回は、色だけNGTカラーの赤にしてほしいって言って、あとは衣装さんにお任せしました。すごく素敵で、正面もシックできれいなんですけど、横のバラがすごくかわいくて、横から見たときが気に入ってます。あとは、衣装さんの配慮で、きっとメンバーみんなが抱きつきに来るだろうなってことで、正面が抱きつきやすいようになってます(笑)

――高橋みなみさんが「ドレスを着たら卒業の実感が沸く」って言ってましたけど、ご自身はどのタイミングで実感が沸きましたか?

北原里英「結構徐々に沸いていったんですけど、一番『卒業する!』って思ったのは、コンサートの最後にバラのトロッコに乗ってファンのみなさんに手を振っているときに、本当にみなさんが全力で手を振ってくれて、『こんなたくさんの方に手を振ってもらうことはもうないだろうな』って思ったら、そこで(卒業の実感を)感じました」

ドレスの横の飾りを見せる北原里英「横向きのドレス、撮ってください」と北原さん

――ファンの方はご自身の中ではどんな存在でしたか?

北原里英「本当によくずっと付いてきてくれたなっていう風に思います。10年間いろんなことがあったんですけど、まず新潟まで来てくれたことに感謝ですし、無償の愛でいつも包み込んでくれるって思ってます」

――卒業のタイミングで研究生が昇格になったことについてはどうお感じですか?

北原里英「絶対私がいる間に昇格してほしかったので、『間に合った!』という気持ちです。研究生のみんなも『里英さんがいる間に昇格できてうれしい』って言ってくれて、本当に悔いなく卒業できるなって思います」

角ゆりあに駆け寄る北原里英
今村支配人に角ゆりあさんの昇格者の名前を呼び忘れているんじゃないかと指摘した北原さんに言われ、昇格が告げられた瞬間、角ゆりあ(写真左下)の元にかけよる北原里英(手前後ろ向き)

――ドラフト3期生と2期生オーディションもあって卒業と同時にガラッとグループも変わっていくと思いますが、どういうグループになってほしいですか?

北原里英「今後は私がいたことを忘れるぐらいビッグになってほしいなと思います」

「指原と横山と大家の両親が…」

――ご両親が来ていたそうですが、何かやりとりはありましたか?

北原里英「さっき会いました。89歳のおじいちゃんが岐阜から来てくれたんです。しかも2公演見てくれて、心配だったんですけど、なんとか元気そうで安心しましたし、今日、私の家族だけじゃなくて、指原の両親と、横山の両親と、大家の両親が来てくれてて、大分や京都や福岡から来て、しかも大家のところは福岡から車で!来たんですよ。しかもサプライズ出演だったので、指原のところに至っては莉乃ちゃんが出ることをお母さん知らなかったみたいで、『あれ?出るの?』みたいな感じで、娘が出なくても私を見に来てくださって、本当に地方組の絆を感じました」

――定番の質問ですが、恋愛が解禁になるのですが、そのあたりはいかがでしょう。

北原里英「定番ですね。26で、今年27になるので、恋愛解禁というか、婚活……なんか今日結婚式みたいだなって思って」

――中西優香(同じAKB時代の地方組のSKE48卒業生)さんが結婚されましたね。

北原里英「そうなんです。地方組から既婚者が出たので、今、私は同期の中で一番に結婚したいなと思っています」

――明日は何をしますか?

北原里英「明日はお休みなので、両親が残っているので、(愛知の)地元の友達も来ているので、友達と両親とご飯に行こうかなって思っています」

新潟の人とNGT48のメンバーに愛され「新潟の女」になった北原さん、本当にご卒業おめでとうございます。(撮影・取材 岡田)

草原の奇跡
「草原の奇跡」

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