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キッズが地球温暖化防止にできること

written by スクエアダンス

  Last Updated: 2005/03/31
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いよいよ2005年日本国際博覧会『愛・地球博』(愛知万博)が開幕しました。「自然の叡智」をメインテーマに、世界120か国と4つの国際機関が参加、2005年3月25日~9月25日まで愛知県東部丘陵(長久手、瀬戸)で開催されます。(→公式ウェブサイト)

開幕2週間前ぐらいから、テレビや新聞・雑誌などで『愛・地球博』の特集番組・記事が急速に増えましたね。ちまたでは、次世代ロボットの博覧会とか、緑(自然)の万博とかも、言われています。そして国際イベントでは欠かせない、マスコットキャラクターの名前は……「モリゾー」と「キッコロ」。

あ、去年の大晦日(2004年12月31日)のNHK紅白歌合戦で、後藤真希&松浦亜弥&キッズの童謡メドレーにも登場していた、あの緑色の地味なやつらね。キャラクターの意味はというと、森のことなら何でも知っている森のおじいちゃんと、生まれたばかりの森の子供だったのか。道理でフサフサしているわけです。

ところが、見た目いかにもパッとしない「モリゾー」と「キッコロ」ですが、ハロプロのファンにとっては、1年前からすっかりお馴染みなんですね。ハロプロ関係のCDやDVDには、いつも『愛・地球博』のシールが貼ってあるからです。また、最近のハロプロ関係のコンサートは、どれも「愛・地球博パートナーシップ事業イベント」になっています。

ハロプロは環境問題に積極的

以前に、このコラム「萩原舞の一推しファンも幕張に来ていたはず。」でも紹介しましたが、2004年6月19日~20日に、千葉・幕張メッセ国際展示場で「モーニング娘。“熱っちい地球を冷ますんだっ。”文化祭2004 ~STOP! 地球温暖化~」というイベントが開催されました。開会式で、財団法人2005年日本国際博覧会協会の中村利雄事務総長が挨拶されています。

中村事務総長:私どもの博覧会も「自然の叡智」というのをテーマにしております。まあ、わかりやすくいえば地球の温暖化、地球環境問題を考えて、21世紀を持続可能な社会に発展させていこうと、こういう趣旨で万博を開くわけでございます。

『愛・地球博』は、環境に配慮した会場作りや交通手段、そして新エネルギーなど、便利な生活を続けながら環境を守る方法について、楽しみながら学ぶ場がたくさんある、とのことです。

つまり、ハロプロ的には、『エコモニ。』(石川梨華&道重さゆみ※リンクはモーニング娘。文化祭)がいつもイベントやコンサート会場で言っているように、『愛・地球博』は「環境問題の博覧会」なんですよね。

もともと期間限定ユニットだったはずの『エコモニ。』がこの幕張の文化祭の直後に、「東京タワーのライトダウン」イベントの場所で、小池百合子環境大臣から「続投宣言」をされました(→大地を守る会)

これは、ハロプロが環境問題に対して、常日頃から積極的なことが評価されたものだと思います。例えば、ハロプロのコンサート会場では、燃えるゴミやペットボトルなど当たり前に「分別」の箱(ハロプロオリジナル)が設置されています。また、石川梨華(モーニング娘。の環境大臣)がコンビニでエコバッグを愛用しているのも、ファンには有名な話です。

「環のくらし応援団」の環が拡がった

2005年2月5日、環境省は、地球温暖化防止に関する普及啓発に協力・貢献した「環のくらし応援団」メンバーらに感謝状を贈呈しました。メンバーのうちモーニング娘。は、ミュージカルなどで地球温暖化防止を訴えてきました。

そして、2005年2月25日、この「環のくらし応援団」に新メンバーが加わりました(→環境省報道発表資料)。なんと、ハロー!プロジェクトからの応援団は46名(ハロプロエッグを除く全員)に増えていて、ハロー!プロジェクト・キッズ(7(セブン)キッズやBerryz工房)も全員含まれているではないですか!!

スクエアダンスは叫びます。「これは、キッズファンにとって『BIGなニュース』です(断言)」と。

ハロプロ・キッズの役割はとっても重要

皆さんもご存知のとおり、2005年2月16日『京都議定書』が発効しました。これは、1997年12月に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)で採択された温室効果ガス削減のための議定書のことで、温室効果ガスの排出量を先進国全体で2008年から2012年までに5.2%削減することが約束されています。

日本に課せられた温室効果ガス排出量の削減目標は6%であり、これを実現するためには、どうすればいいのでしょう?

エコカーや太陽光発電・風力発電など自動車・電力会社などのニュースは、大々的に報道されますが、実は家庭のちょっとした工夫の積み重ねが、とても大切な世界なんです。つまり、私やあなたの心がけ次第で、地球が大きく変わるのです。

と、環境省のお役人は、いつもこのように皆さんに訴えているのですが、あまり伝わってきませんよね。広報活動は、中身も大切ですが、スタイル(形式)がとても重要なんですよ。あなたが大好きなアイドルの誰々ちゃんに節電を呼びかけられら、すぐに実行しちゃう、わけですよ。

ハロプロのメンバーは、小学4年生から30歳代まで多彩です。環境問題や地球温暖化防止は、老若男女のいろいろなな世代の人が関心をもってくれることが大切なので、ハロプロが環境省の広報的役割を担う主力グループになる、と私は思います。

子供たちへの広報担当は、同年代のハロプロ・キッズにおまかせしましょうね。>環境省さん

私が「環境キッズ大使」を任命するならば、この3人です。

鈴木愛理
2005年3月13日の「朝日小学生新聞」で『夏に環境をテーマにしたイベントに出たことも楽しかったです』と話しています。エコエコクイズアカデミー(地球温暖化などのクイズ大会)での活躍はお見事でした。

石村舞波
ハロプロ・キッズの中では、読書好きなことで有名です。歴史書や源氏物語などを愛読していて、知識豊富です。

徳永千奈美
オリジナルの可愛いキャラクター「チト&チコ」の創作者です。

NHK教育テレビの番組でよくあるような自由討論会で、この3人のキッズが、フリーに環境問題をトークしてほしいと思います。きっと、大人では発想できない型破りのアイデアがどんどん出るような気がします。

他にも、ハロプロ・キッズが出演(実演)している「二酸化炭素を減らす工夫」かなんかの環境関係のビデオ・DVDを、全国の小学校や中学校に配布するのも、良いと思いました。

最後に、私が読んだ地球温暖化防止に関する本のなかで、おススメなのを2冊紹介しましょう。

◎大人向け:「京都議定書と地球の再生」 松橋隆治 NHKブックス
京都議定書をわかりやすく解説されている一方で、ライフスタイルや人間の欲求と環境問題など興味深い関連項目を紹介しています。

◎子供向け:「モーニング娘。と「ソトコト」の熱っちい地球を冷ますんだっ。大作戦!」 ソトコト編集部
さすが「環のくらし応援団」メンバーだとうなずける内容で、教科書代わりに最適。ファッションが地球温暖化に関係するなんて、とっても新鮮です。

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