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『スクランブルエッグ』2002年取材白書

written by KEN

  Last Updated: 2002/12/20
本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
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2002年もあとわずかということで、1年を振り返る時期がやってきました。いろいろな企画を考えたのですが、やはり「スクランブルエッグ」ですから、活動の要となっているオーディション、発表会をしっかり振り返り、あわせて今後の活躍が期待できる予備軍たちを紹介してみたいと思います。

2002年のオーディション事情概況

今年行なった取材、オーディション雑誌の記事を通じて、最も印象に残ったできごとは次の3点です。

1.水着審査の大幅な縮小

従来、タレント系のオーディションでは、水着審査はプログラムの華として重要視されてきました。

しかし、今年は「第8回全日本国民的美少女コンテスト」では水着審査を廃止、「第1回イエローキャブナゴヤ公開オーディション」でも中学生以下の出場者に関しては水着の披露は行なわない(第2回オーディションでは全面的に廃止の予定)など、水着審査の大幅な縮小が目立ちました。

これは、オーディション出場者が中学生以下のローティーン、さらには小学生世代が中心となったため、未成熟で、かつ体型的に個人差が大きい世代の、デビュー前の水着姿を安易にメディアに露出すべきではないという、社会的通念が定着したからだと思います。ローティーン向けファッション雑誌が、水着の特集を基本的に避けているのも、そうした通念が根底にあるからかもしれません。

オスカープロモーション、イエローキャブといった、グラビアタレントを多く抱える事務所が、水着審査の廃止を打ち出したことは、今後のオーディション事情にも大きな影響を与えそうです。男性の目からすると少々寂しい部分もありますが、これは時代の趨勢と素直にとらえたいと思います。

2.「亜麻色の髪の乙女」選曲で大ブレイク

2002年のヒット曲の1つとなった島谷ひとみのカバーソング「亜麻色の髪の乙女」が、今年のオーディションでは多く歌われました。

いかにも60年代ポップスらしい、シンプルなメロディーが、多くの世代に受け入れられ、カラオケの人気アイテムにもなりました。特に、オーディションの場では、島谷ひとみ自身が強烈なキャラクターを持ったアーチストではないため、「○○さんのモノマネ」と言われる可能性が少なく、多くの芸能予備軍が飛びついたのでしょう。

オーディションで他人の曲を歌うこと自体が「カバー」する行為そのものですから、例えば、昔の曲をカバーした楽曲がヒットすると、それに飛びつくという図式は、今後顕著になるかもしれません。

3.地方発ダンス系ユニット活発化

大阪のストリートで活動している「9souls」、スクランブルエッグでも取り上げた福岡の「CUBE」など、今年は地方を拠点に活動しているダンス・ヒップホップ系ユニットが、マスコミやWebサイトで注目される現象が目立ちました。

これをささえたのが、「高校生世代の逆襲」でも触れた沖縄アクターズスクールから派生したダンス系スクールの存在です。本家の沖縄アクターズスクールが、マスコミに取り上げられることはほとんどなくなりましたが、それをお手本に設立された新しいスクールが、ダンス・ヒップホップブームを背景に、有力な若手アーチストを輩出しつつあるのは皮肉な現象です。

スクランブルエッグ」は、これまで、ボーカル系の芸能スクール・オーディションを中心に取材を続けてきましたが、ダンス・ヒップホップが若い子たちにも定着することになれば、今後取材対象を広げていくことも考慮すべき時期に来ているようです。

取材で出会ったイチ推し予備軍たち

それでは、お待ちかね、今年取材したオーディション、発表会の中から個人的にイチ推しチェックした芸能予備軍を4人ほど紹介いたしましょう。

松島ときみ(16歳) 熊本県出身

松島ときみ
U-Get Chance5オーディション
(2002/4/28)
松井五郎賞

詞の世界を十分に理解し、ていねいに歌っているところに好感を持ちました。日本的な色気も感じられ、これからの女性としての成長にも期待が持てます。

小林亜未(12歳) 愛知県出身

小林亜未
第1回イエローキャブナゴヤ公開オーディション
(2002/8/3)

12歳でこのプロポーション。笑顔もとてもキュートで、グラビア展開はもちろん、トーク中心のタレントとしても十分使えそうです。

上山咲(10歳) 滋賀県出身

上山咲
第8回全日本国民的美少女コンテスト
(2002/8/21)

かわいいッ! 「米倉涼子さんが好き」と言いながら、実はモー娘。ファンという、けなげなところが高ポイント。本格的デビューには時間がかかるとは思いますが、何年でも待っていたい存在です。

佐藤優子(17歳) 宮城県出身

佐藤優子
JAO第40回新人プレゼンテーション
(2002/10/17)

プレゼンには4度目の出場。艶のある声質、スレンダーなボディラインが男心を萌えさせてくれます。ヘソ出しで勝負を賭けた今回のプレゼンで、芸能界への道をつかむことはできるでしょうか。

4人とも、歌唱力、タレント性、プロポーションなど、これから自分の得意分野を磨いていけば芸能界で十分通用する素材だと信じています。彼女らの中から、1人でも多くプロデビューする娘が輩出されることを期待したいところです。

最後に、今年1年、取材にご協力いただきました各業界関係者のみなさんに感謝の意を表します。

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