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※以下の記事はアイドル総合情報サイト「ドリームアイドル」にて2004年11月から2006年2月まで編集長岡田が42回にわたって連載していたコラムです。ドリームメールとのサイト統合のため、アーカイブという形で本サイトに掲載しています。 ビュンビュントピックス目次

アイドルイベント会場の撮影タイムでアイドルを撮る


Released Date: 2004年12月10日

私は、スクランブルエッグの編集長として、毎週アイドルのイベントを取材していますが、一眼レフ式のデジタルカメラを使うようになってから1年とちょっとのひよっこです。

もともと編集の仕事がメインだったので写真の腕はなかなか上がりませんが、もっとアイドルを美しく、そしてかわいく撮りたいという気持ちはファンの方々と同じです。

そこで、今回はアイドルファンのみなさんに向けて、アイドルのイベント会場や撮影会などでどんな風に撮ったらアイドルがかわいく撮れるのかを、カメラマンの戚世(sekise)さんにご協力いただいて話をうかがいました。

[質問] DVDの発売記念イベントのような会場で短い撮影タイムで自分なりにいい写真を撮るためにはどうしたらいいのでしょう。

[答え] 1列ずつ、もしくは2列ずつの場合、5名から20名ぐらいで撮ることになるけど、ケンカになっては困るけど、撮影タイムにはタレントが真ん中から端へ、そして逆の端へと順に目線を配っていくので、端は1回しか目線が来ないけど、真ん中は2回来るので、両端の人は結果的に損になりますよね。

[解説] 確かにそう言われてみればそうです。最近ではそういう不公平をなくすためにイベントでは席が抽選になることが多いです。撮影タイムで真ん中のポジションを取るためには、座ってイベントを見る位置は真ん中ではなく左右どちらかの端のほうが、前に移動したときに真ん中に来られる可能性も高くなるのですが……会場や仕切り方によってもどうなるのかわからないので、あくまで中央に来れたらラッキーと考える程度にとどめておくしかなさそうです。

[質問] 運悪く中央にこれなくてもいい写真を撮るためには何をすればいいでしょう。

[答え] 写真集なら視線がなくてもOKなカットはいくらでもあるけど、イベントでは目線が命みたいなところがあるから、タレントの名前を声を出して呼んで視線をもらうようにすればいいんじゃないかな。タレントも声かけられたほうを向くからね。

[解説] 恥ずかしがってる場合じゃなく、声をかけよう。アイドルもあちこちから声をかけられたらうれしいのです。

[質問] 撮影されるのに慣れていない新人アイドルにはどうしたらいい写真が撮れますか?

[答え] 一応、新人には端から端までちゃんと見なさいっていう指示は当然するんだけど、1~2巡したときに、自分のポーズがなくなったようだったら、「こんなポーズして!」って言うとタレントはそれをしてくれるでしょ? たとえば「ハート(マークのポーズ)して!」って声かけたら、まずは声かけた人のところから行くでしょ。1分しかないときに(声をかけるのを)躊躇してる暇はないから。

[解説] マスコミの囲み取材のときでも同じようなことがありまして、誰かが絵になるポーズをタレントにお願いすると、そのあとずっとそのポーズが要求されたり、テレビ・雑誌・新聞が入り乱れた大きな記者会見やコンテストになっちゃうと、声をかけないとタレントがこっちを見てくれません。そうなると仕事にならないので、恥ずかしがってる場合じゃなく、やはり私も大きく声をかけるようになったのです。

[質問] ほかに気をつけることはありますか?

[答え] 視線くれたら「ありがとう」って言うとタレントは当然気持ちいいし、「ありがとう」って言うことでほかの人に視線を渡せるので、そういうのがあったらいいですね。

[解説] カメラの横に手作りで手のマークや矢印のうちわをつけてる人がいますが、そうやって注目されることも短い撮影タイムでは大切のようです。撮影が終わったよ、という意味で「ありがとう」と言えるようになればいい感じで進みそうです。

[質問] 今までの質問がソフト面だとすれば、機材などのハード面ではどうすればいいんでしょうか。

[答え] デジカメ禁止の場合で、フイルムを初めて使うような初心者だったら、やはり感度の高いフイルム、ISO400ぐらいのがあればきれいに撮れるでしょう。

充電が速い外部ストロボをつけてるなら別ですが、カメラに内蔵しているストロボだと1回光って次に光るまでに時間がかかるから、それだと一発撮って外れたら終わりになるから、ストロボなしでカシャカシャ撮るほうが確率的にはいい表情が撮れますよね。

あとは、自分が撮影する順番が来る前に完璧にカメラをセットしておかないと間に合わないです。

[質問] デジタルカメラで気をつけることは?

[答え] フイルムと同じで、新しいカメラならストロボつけなくても大丈夫なので、たくさん撮ったほうがいいですよ。

さて、ここからは個人的にも気になることをいくつか質問させてもらったので、インタビュー形式で進めましょう。

■狭い会場だとディフューザーのようなものはつけたほうがいいですか?
「あれつけても効果はほとんどないです。それだったら天井にバウンスしてオートで撮ったほうがきれいに撮れます」

■デジカメのホワイトバランスの設定はどうすればいいんですか?
「ストロボを使うんならストロボの設定があればストロボ、なければオート、もしくは晴天。ストロボ使わずに撮るんだったら会場の光(蛍光灯なのか電球なのか)に合わせて、なければオートで。(光が)混じってるときにはオートで」

■秋葉原でいちばん明るい会場がアソビットシティなんですけど、後ろに白い壁があって白い服か水着でタレントが出てくるとオートだと非常に暗くなってしまいますよね。
「白壁で白服だと暗くなるからオートで撮るんだったら露出補正をプラス2分の1ぐらいにするといいんじゃないかな」

■逆に暗いのはパソコンタワー(石丸電気SOFT2)なんですけど、あそこでオートで撮ると黄色っぽく撮れちゃうんですけど、どうすればいいんですか?
「夕焼けモードとか電球モードにすれば赤みは取れるとは思うけど。ちょっと青くなっちゃうかもしれないけど」

あとは「俺も持ってないようなアホみたいに長い望遠レンズは持ってくるな!(笑)」って言ってました(笑)。標準ズームレンズで十分とのこと。当たり前ですね(笑)。

ちょっと長くなってしまったので続きは次回に。
次回はスタジオでの撮影会についてです。お楽しみに。

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[2006/05/02追記]

記事を執筆した当時から1年半近くが経とうとしてます。その間、新聞や雑誌で私が撮った写真が使われたり、CDのジャケット写真で使われたりするようになりました。その経験をふまえていいますと、デジタル一眼の場合ですと、やはりRAWで撮ったほうがいろんな意味で安心です。RAWデータの書き込み待ちが少なくなるよう、高速のメモリーカードを使うようにしたらいいでしょう。

そして、秋葉原のイベント会場でJPEGで撮る場合のホワイトバランスは、別の日にあらかじめRAWで撮ったデータを現像したときの色温度や露出傾向を調べておいて、色温度や露出を会場ごとに設定して撮るといいと思います。

私の場合、石丸電気SOFT1、石丸電気SOFT2は3200K~3800K、ヤマギワソフト館は4600K前後、書泉ブックマートは5100K前後にし、それぞれ露出を少し上げる設定で撮ります。その他の会場はオートで撮っています。ご参考までに。

Photo
撮影タイムの一風景。
パソコンタワー(現:石丸電気SOFT2)はオートで撮ると暗くなってしまうので、プラスに露出補正するなり、蛍光灯モードの色温度にすることが必要になるかも。この写真はストロボを発光。後補正をしないとこんな感じになってしまいます。

Photo
ヤマギワソフトも蛍光灯と白熱灯が混ざってホワイトバランス的には泣かされます。同じく未補正。

Photo
複数のタレントを撮るのも結構難しい。お目当てが一人だけなら、本当ならその子だけを撮りたいけど、撮るほうは撮るほうでタレントに気をつかって、お目当てではない子も撮らなければいけないのです。

Photo
アソビットシティの小神野由佳ちゃんのイベントで、お客さんに不公平が生じないように、撮影タイムの数合わせにほかのファンのお客さんと一緒に並んで撮ったもの。
目線はもらえたけど、白壁に白水着でオートで撮ると、どうしてもこのようにくすんだ感じになります。
イベントレポートでは露出を上げ、さらに若干明るめレタッチしたので、それと比べてもらうと、違いがわかってもらえると思いますが……。うーむ露出は難しいですなぁ。きっと私よりも会場のカメラ小僧(?)さんのがいい写真が撮れてるに違いないです。

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