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オーディション2次審査対策マニュアル

written by 岡田隆志

  Last Updated: 2004/06/14
本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
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このコラムは2003年に初めて書かれたものですが、今でも数多く読まれているため、時代の変化に合わせて2010年代後半に読んでも理解でき、通用する項目に絞り込んで書き直したものです。

オーディション一次審査突破大作戦~履歴書編写真編ともに好評で、このコラムを読んで一次が通るようになってきたと直接メールをいただいたり、オーディション関連サイトの掲示板で書かれたのを見かけるようになりました。そこで、一次審査が通るようになった方に向けて二次審査対策を書くことにしましょう。

ポイントは“自分自身を出しきる”

オーディションの2次審査のポイントは“自分自身を出しきる”ことだと考えます。オーディションにはそれぞれ目的があって、その目的に合わせて審査員が選ぶものです。映画やテレビドラマのキャストのオーディションを考えればおわかりかと思いますが、いくら才能や実力があっても目的(たとえば「『○○役』を選ぶ」)に合わなければ選ばれません。

2次審査に受かって芸能界デビューへのきっかけをつかみたいという気持ちもわかりますが、2次以降の段階になると、不合格の原因は実力不足以外に、「オーディションの目的に合っていなかった」こともあるので、小手先のテクニックに走ることはあなたの芸能界デビューを遠ざけてしまいかねません。

ですから、受ける側のみなさんは、2次審査の段階では、2次に「受かる」ことではなく、2次で「自分らしさを出す」ことを優先したほうがいいと思います。

みなさんは2次審査で100%自分らしさを出しきれていますか?
緊張して自分らしさを全然出しきれなかった経験のある人は以下をじっくり読んでください。

2次審査の流れ

オーディションの1次書類審査を通過した方が次に行う2次審査にはいろいろな形があります。応募者が多ければ3次や最終審査のための2次審査があります。たとえば、どこかのスタジオに出向いて特技の披露をビデオに収録したり、自分で撮ったビデオを提出させられることもありますし、地区ごとの審査会場でグループ審査が行われたりします。

今回は、2次審査がどの段階での審査なのかということは区別せず、一般には非公開な形での面接審査を想定しました。

グループであれ、個人であれ、2次審査の流れは一般的に次のようになるでしょう。

1. 入室(審査会場に入って自己紹介を始めるまで)
2. 自己紹介(自己紹介をして座る)
3. 質疑応答(進行役あるいは審査員からの質問に答える)
4. 特技の披露(特技があれば披露する)
5. 自己PR(このオーディションにかける意気込みを話す)
6. 退室(おじぎをして退室)

それぞれの段階で審査員はあなたがたを注意深く観察しています。もっと厳しいことを言えば、入室前の控え室での態度などもスタッフにチェックされています。控え室で携帯メールやSNSに夢中になってたりしてませんでしょうね!

今回は審査員の立場から見たチェックポイントと、受ける立場の人がするべきことに分けて解説していきましょう。

審査員のチェックポイント

審査員の各段階でのチェックポイントを簡単に挙げます。

1. 入室
 歩き方。姿勢。挨拶の仕方。マナー。目線。服装。第一印象。応募写真との違い。
2. 自己紹介
 目線。自信。経験。明るさ。落ち着き。表情。このオーディションにかける意気込み。マナー(座り方)。
3. 質疑応答
 オーディションの目的に合うかどうか。キャラクター。性格。将来性や適性。趣味・特技。応募書類に書かれた内容の確認。
4. 特技の披露
 今回のオーディションの目的に合うか。何かの機会に役立つか。キャラクター。性格。明るさ。
5. 自己PR
 審査内容の確認。
6. 退室
 性格。(採点しているのでチェックしていない場合が多い)

面接審査のときにはこれらのチェックポイントを審査員はそれぞれメモに書き留めたり、点数をつけたりしなければならないので、実のところ、かなり忙しいです。

ただ、正直なことをいえば審査の半分ぐらい過ぎたあたりで心のなかでは「合格」「不合格」は決めています。残りは自分の判定が正しいかどうかの確認作業と、審査内容をコメントや点数に残す作業をしています。

面接時間が長い場合には、審査員らが合否判定に時間がかかっている場合と、合格だけど、どの程度の潜在能力があるのかを測っている場合があるので、長いからといっていいわけではないことに注意してください。ただ、あなたに興味を持っていることだけは確かです。

また、審査員は一日に何人もの応募者を面接するので、基本的には疲れています。真剣に審査するから疲れるのですが、予定審査時間の半分よりも前で不合格と心で決めていても、公正を期すために手順を踏まなければならないことで疲れたりすることが多いのです。自己紹介や特技の披露、自己PRが長すぎるとかえって印象が悪くなることもあるので気をつけてください。

そして、審査員はこのオーディションの合格者としてふさわしいかと同時に、別の企画だったらどう活かせるかを常に考えているものです。全員に気に入ってもらうより、誰か特定の審査員に気に入ってもらうと、別のチャンスが訪れることがよくありますので、面接の途中に、『自分には向いてなかった』と気づいても、自分らしさは最後まで出せるようにしておくことをおすすめします。

2次審査のマル秘対策

それでは、各段階で「自分らしさを出す」ためにどうすればいいのかを考えてみましょう。

1. 入室(審査会場に入って自己紹介を始めるまで)

ここでは社会人としての基本的なマナーを見られています。もっと突っ込んでいえば、あなたの親の教育方針を見ています。いずれデビューするときにはあなたの保護者と対面することになるのですから、あなたの態度が悪くて「親の顔が見てみたい」と思われることのないようにしてください。遅刻は厳禁です。

次に服装を頭の先からつま先まで見られます。あからさまにまじまじと見る審査員もいれば、そうでない審査員もいますが、どこをどう見られてもあがったりしないでください。

自己紹介が始まるまでに場の雰囲気にのまれることのないようにしたいものです。そのためにはやはり、自分らしさが出せる服装がいいのですが、オーディションの目的に合う服装も大切ですので、ここは研究の余地がたくさんあります。基本は「年相応でさわやかに。露出が多いのは自信のある証拠」と考えてください。光り物(派手なアクセサリー類)はあまり好まれません(→オーディション写真をスタジオで撮る一次審査突破大作戦~写真編 を参考に)。

2. 自己紹介(自己紹介をして座るまで)

入室をすると、「それではまず自己紹介をしてください」と言われます。

自己紹介は名前、出身地、年齢、学年、プロフィール(オーディションによってはスリーサイズを言わなければならないこともある)、趣味、特技、このオーディションを受けた動機などを手短に話す必要があります。

この「手短に話す」というのは実はものすごく難しくて、しゃべっているうちに何をしゃべっているかわからなくなって、そのままあがってしまう人も多くいます。これでは自分らしさを出すのは永遠に無理です。

自己紹介に関してはオーディションを受ける動機以外は同じ内容でいいので、暗記できるまできちんと練習してください。自分で台本を書いて、鏡の前で目線や表情、姿勢にも注意しながら何度も何度も練習すれば見違えるほど上達します。

歌の審査のために歌詞を覚えて歌を練習するのに、自己紹介は練習しないなんてナンセンスだと思いませんか? しかもそんなことで自分らしさを出せなくなるなんてばかげていると思いませんか? 今すぐ、自己紹介の練習を始めるべきです。

長さは30秒バージョンと1分バージョンを作っておくと、その場の雰囲気に合わせて使い分けができます。また、若い審査員向けと年配の審査員向けで内容を変えると、その先の質疑応答がスムーズにいったりするのですが、それらの高度なテクニックはまた別の機会に譲ることにしましょう。

とにかく、あがらないためには自己紹介を飽きるぐらい練習すべきです。これを練習しておくと、将来、テレビ番組などの短いコーナーで自己紹介をするときに必ず役立ちますよ。

3. 質疑応答(進行役あるいは審査員からの質問に答える)

良くも悪くも入室から自己紹介までの間にあなたの第一印象は審査員にすでに決定づけられています。

ここではまず型どおりの質問がされたのち、応募書類に書かれている項目や、自己紹介のなかから審査員の興味を持ったことが質問されます。

「型どおりの質問」に関しては、応募者であるあなたがこのオーディションについてどのぐらい知っているのかを質問されることが多いので、あらかじめ想定問答集を作っておいて答えられるようにしましょう。答えられないのなら「わかりません」と素直に言ってください。ポイントは“自分らしさを出すこと”です。知らなかったから落ちるわけではありません。知らなかったことによって自分らしさを出しきれず落ちるのです。

型どおりの質問のあとは、あなたのプロフィールに基づいた質疑応答となります。応募書類に書いたことがウソでないかここでチェックされることもあります。また趣味・特技・得意な科目・自己PRに書かれたことがどの程度の深さなのか確認するための多少意地悪な質問をされることもあります。

ですから、自分で書いたこと、言ったことには責任を持つという意味でも、応募書類に書いた固有名詞(好きなアーチスト・芸能人・映画・テレビ番組など)に関する質問には答えられるようにしましょう。審査員はあなたが応募書類にそう書いたから質問してくるのです。答えられないようなウソを書かないようにしてください。

コラム読者のためにもう少し突っ込んだテクニックをお教えしましょう。

審査員は、応募者が答えたら、その内容に応じて次の質問をします。審査員は「具体的には?」「どんなところが?」という質問が大好きです。それはあなたがその項目についてどの程度興味があり、理解しているかを知りたがっているからです。ひとつのことについてある程度突き詰められる集中力がある人は、一般的に好意を持たれます。おたくっぽいところまで突き詰められるとちょっと引かれますが、オーディションの目的によってはそれが決め手になる場合もあります。

あなたがすべきことは、審査員に「具体的には?」「どんなところが?」という質問を誘導するような受け答えをすることです。一度に全部まくしたてるのではなく、審査員に次の質問をしてもらったときに、うれしそうに具体的な話をしてあげてください。そうすれば、あなたは自分らしさを失わずに面接審査の主導権を(審査員には気づかれずに)握ることになるのです。ここだけの秘密ですよ。

質疑応答はあなたの性格・キャラクター・趣味・適性・将来性を見るためのものです。ここに書いた以外の小手先のテクニックは通じません。とにかく自分らしさを出しきることに全力を注ぎ、2次審査が楽しくなるようにすることが大切だと思ってください。

また、グループ面接の場合、ほかの子に自分の言おうとしていたことが先に言われることもあると思います。ほかの子が言おうとしていることと同じようなことしか考えつかないのなら、しょせん、あなたも今の時点では平凡な答えしか思い浮かばない個性がない人なのです。面接の場であれこれ考え込まず、自分らしさを出しきるために同じ内容を言葉を変えて言えるように練習しておきましょう。

4. 特技の披露(特技があれば披露する)

特技はその場でできる特技とそうでない特技(楽器や道具が必要)がありますが、できればその場で披露できるのがあったりすると、審査員に強く印象づけることが可能です。

「あのオーディションのときにあの変わったことをした子」というのは審査員に共通の認識をされ、そのオーディションでは受からなかったものの、別のチャンスが訪れてブレイクすることがよくあります。

今現在、何も特技がないのなら、なんでもいいので、面接会場でできる特技を披露できるように練習を始めましょう。しょうもない手品でもいいし、ダンスでも、拳法でもなんでもいいのです。決してうまくなくていいですので、審査員に楽しんでもらえるようなものをおすすめします。

要するに、特技の披露は「自分らしさを表現する大切な武器のひとつ」と考えればいいのです。下手でもなんでも思いきりよく元気よく、長すぎずにさらっとやって、失敗しても終わったあとに笑顔で「失敗しちゃいました」と言えるようなもので構わないのです。それがエンタテインメント(人に楽しんでもらうこと)の本質なのです。

5. 自己PR(このオーディションにかける意気込みを話す)

最後の自己PRは、最初の自己紹介のなかの、オーディションにかける意気込みを繰り返し言うことがほとんどですが、ここでもひとつ、大切なことをお話ししましょう。

ここでは、この日の面接の感想を言うようにするといいと思います。自分らしさが出せたかどうか、もし言い足りないことがあるのなら、ここが最後のチャンスなので思いきって言いましょう。

面接の感想を言うのはとても重要なことです。応募者がこのオーディションとどう向き合っているのかを審査員が直接知ることができるめったにないチャンスです。「こんな質問をされてうれしかった」「緊張するものだと思ってたけど、楽しかった」「いろんなオーディションを受けたけれど初めて2次審査で緊張して自分らしさが出せなかった」……どんなのでもいいのですが、最初にこの日の面接の感想を述べたあとに、このオーディションにかける意気込みを自己PRするといいでしょう。

6. 退室(おじぎをして退室するまで)

自分らしさが出せても出せなくても笑顔を忘れないでください。すっきりした気持ちになれるようだとチャンスはすぐにやってくるでしょう。

受かっても落ちても

最初に書きましたが、オーディションには目的があって、その目的に合わせて審査員が選ぶものです。ですから、そのオーディションに受かるか受からないかはあなたのせいではなく、主催者のせいなのです。そう思えるだけの自信を持てるようにしたいものです。そのためには今回書いたように、2次審査で自分らしさを常に出せるようにしてください。

オーディションの2次審査は貴重な経験です。自分らしさを出せる機会が増えれば増えるほど、経験値はどんどん上がっていき、いつか審査員の誰かの目に留まり、思わぬところから声がかかることでしょう。

ただ、そのためには、あなた自身が将来何をやりたいのか、そのために今は何をしているのかをはっきり答えられなければなりません。漠然とタレントになりたいと思っていたって、誰もタレントにしてくれません。

最後にひとつ大切なこと。オーディションの2次審査で自分らしさを出せるようになり、いろんなオーディションでも最後のほうまで残れるようになっても、どうしても結果が出ない人がいます。そういう人は2つの原因が考えられます。ひとつは実力不足です。単純に歌唱力など、ある程度客観的に測れるものが不足している場合。もうひとつは決定力(決め手となるもの)が不足している場合。

これらの場合には自分らしさの問題ではなく、実力と決め手の問題となり、スクランブルエッグとして直接アドバイスできる範囲を超えてしまいます。スクールに通うなり、自分の環境を変えるなりの別の努力が必要となります。

昨年のRecommended Eggs発掘オーディションの2次審査に残った女の子が上京した際に、何人かオーディション相談に乗りましたが、彼女らにとってその経験はきっと役に立っていると自負しています。ゆくゆくは一般の方にも個別にオーディション相談に乗りたいとは思っていますが、手間も時間もかかるので実現するとなれば有料となると思います。その他何かリクエストがあればお気軽に下のフォームにご記入ください。

それではこのコラムを読んだ方が2次審査で自分らしさをうまく出せますよう、健闘をお祈りしています。

本記事を無断で複製・転載することを禁じます。
copyright(c)2001-2022 Scramble-Egg Inc.

【満足度】5
【コメント】もうすぐ歌のオーディションを受けるものですが参考になりました。ありがとうございます。
【ペンネーム】カツオ

【満足度】5
【コメント】この記事は参考になりました。私が困っているのは実技面接のことです。実技でも自分らしさは大切なのでしょうか。演技の練習法も教えてください。
【ペンネーム】(未記入)

【満足度】 5
【コメント】勉強になりました。
大手に受かっても2次で毎回落ちてしまうので、自分の実力が足りない事は知ってましたが、改めて実感できました。
演技とかってどういう練習法で練習したらいいのでしょう?
【ペンネーム】あす

■返信が遅くなってすみません。演技そのものを上達させるには、自分ひとりではうまくならないと思います。ワークショップ(お金を払って実践の演技レッスン)に行ったりワークショップ型のオーディションに行くか、知り合いを通じてどこかに習いに行くしかないと思います。

ただ、オーディションに落ちるのは必ずしも実力がないせいではないこともあります。求める人物像と違ったり、見た目や第一印象で落ちてしまうこともあるので、原因をもういちどよくみきわめてから再チャレンジしてください。健闘をお祈りします。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】とても詳しく書かれていたため、勉強になりましたし、なるほどと改めて感じた部分がたくさんありましたが…質問を誘導するような受け答えとは、具体的にどうすればよいのでしょうか?また、どうすれば、笑顔を作れるのでしょうか…うまく笑う事が出来ないのが、コンプレックスになっています…。どうすれば良いでしょうか…。
【ペンネーム】受かりたい!

■得意な分野について質問されると、相手がどのぐらい理解してるかを考えずに、板に水を流すようにまくしたてることがありますよね。それでは「質問を誘導するような受け答え」ができません。相手がもっと興味を持ってくれるかどうか様子を見ながら話を途中でやめてみると、「それで?」「もうちょっと具体的に」とか質問をしてくれると面接の主導権をとることができると思いますよ。

笑顔については無理して作る必要はありません。慣れていないだけの問題ですから。仕事を始めれば嫌でも笑顔の“仮面”を作ることができるようになります。作り笑顔が上手すぎるとかえって新鮮さがなくなって審査員の印象が悪くなることもあるので、自然体でいきましょう。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】とても勉強になりました。ありがとうございます。この度オーディションを受けてみようと思いますが…身長が154cmで49?sととても平均的な体型の私でも審査に受かることが出来ますか?
【ペンネーム】愛

■受かるかどうかはやってみないとわからないのですが、オーディションに受かる要素は体型だけでなく、芸能界に向いている性格かとか、いわゆる「オーラ」が出ているか、とか、そもそも今回のオーディションの目的に向いているか、など、いろいろな要素があります。芸能界デビューしたあとから光る人も結構います。「49?s」が体重の49kgなら、もう少し減らす努力を今のうちにしておいたほうがいいでしょう。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】とても細かく書いてあって、勉強になりました。
でも、ここの文章を読んでいて、自分にこんな事出来るだろうかとか、自分より優れた人はやっぱり沢山いるなぁとか考えてしまって、どんどん不安になってきます。
まだ一次審査に一度も受かったことがないし、今度初めて行く面接は誰でも書類審査なしで受けられるものなので、どんな質問をされるかも分かりません。
怖いです。不安です。
【ペンネーム】ひろみ

■あまり人と比べないようにしましょう。自分は自分です。将来自分が何をやりたくて、そのために今、何をしているのかはっきり答えられるように毎日を過ごしてください。そうしたら少しずつ自信がついてきますよ。今芸能界で活躍している人だって、何回もオーディションに落ちているんですよ。ひろみさんもがんばって!(岡田)

【満足度】 5
【コメント】解りやすくてとても参考になります。ありがとうございました。
【ペンネーム】空

【満足度】 5
【コメント】貴重な助言をありがとうございました。
参加資格に「他のプロダクションに所属している人は今回は参加できません」とあったので、自分にもチャンスがあるのだと思ってチャレンジしてみます。
【ペンネーム】G

■もしいい結果が出て、芸能活動を開始するようになったらスクランブルエッグに出ていたけるように、マネージャーに営業してもらってください。(岡田)

【満足度】 5
【コメント】今回この記事を見させていただいて、とても役に立ちました。
私は学園ものの映画のオーディションを受けようと思っているのですが。実は、何かのスクールに入って演技の指導を受けた、ということが一切ないんです、中学の時に文化祭のようなもので主人公を演じたりしたことはあったのですが・・・やはり初心者では厳しいのでしょうか。それと特技は必須なのでしょうか。
【ペンネーム】G

■演技の経験の有無はオーディションの目的によります。「どういう人を選びたいか」によって変わってきます。ただ、経験がないよりはあったほうがいいわけで、実際に仕事に入ったときにイチから教える余裕がある劇団、制作会社はあまりないと思ったほうがいいでしょう。チョイ役からでもいいので、小さな劇団やエキストラで現場の雰囲気をつかんでおくのもひとつの手です。別の観点から言うと、超ビッグなオーディションですと、かえって経験がないほうがいいときもあります。とにかく動きましょう。動いていれば道は少しずつ開けますよ。
 特技に関しては本文に書いたようにあってもなくても構いません。審査員にうまく印象づけるために必要な“一芸”だと考えてください。(岡田)

【満足度】 5

一度落ちたプロダクションのオーディションを受けることはできるのでしょうか。また、それは合否の確率に影響するのでしょうか…。気になりました。もしチャンスがあれば、同じオーディションをもう一度受けたいのです。;
【ペンネーム】(無記入)

■もちろんチャンスがあれば何度でも受けられます。ただし、少し間を空けたほうがいいでしょう。3ヵ月ぐらいは空けてください。先方の担当者が代わる場合もあります。そして、面接のときに「以前も会いませんでしたか?」と訊ねられたら正直に自分の気持ちを伝えてください。なぜ2回も受けたのか、なぜあなたにとってこのプロダクションが大切なのか、前回と比べてあなたのなかで何が変わったかをきちんと伝えるようになれば合格の可能性は高くなります。それにここで受からなくてもチャンスはいくらでもあるのです。(岡田)