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※以下の記事はアイドル総合情報サイト「ドリームアイドル」にて2004年11月から2006年2月まで編集長岡田が42回にわたって連載していたコラムです。ドリームメールとのサイト統合のため、アーカイブという形で本サイトに掲載しています。 ビュンビュントピックス目次

秋葉原のアイドルファンに求められているものとは


Released Date: 2005/07/11

現在のアイドルのほとんどがグラビアアイドルで、歌や女優やモデルが写真集やDVDで水着になるというよりは、雑誌やDVD、有料Webコンテンツでグラビア展開をすることがメインの仕事になっているのが現状です。

青年コミック誌、アイドル誌、グラビア誌、男性娯楽誌に登場するグラビアアイドルたちは以前にも増して多少なりとも過激な露出が求められてきているようです。それは前回のコラムの最後のほうにトリコロールの関谷さんがおっしゃってたことと符合しています。

そういったことをふまえ、秋葉原のアイドルDVD発売記念イベント会場ではどうなっているのか、ということについて触れたいと思います。

状況は刻々と変わっている

秋葉原のアイドルイベント会場に足しげく通っているアイドルファンは、アイドルが目的のため、状況を俯瞰(ふかん)してその現状を述べることはしません。したからといって何の得にもならないからです。

秋葉原で何が起きているかは、現場に来る関係者、お店側のスタッフ、そして取材各社の誰かが現状を伝えない限り、知ることができません。今回のコラムはなるべく正確に秋葉原の現状を伝えていければと考えています。

2005年の年明けになって、アイドルイベントは一時期減っていくものと思いきや、すぐにどこの会場もスケジュールが一杯になるほど埋め尽くされ、1会場あたりの動員数が急激に減っていくことになりました。

それは有名・無名にかかわらず起き、中堅とされるアイドルでもあまり頻繁にイベントを打つと、1会場当たりの動員数が減ってしまいました。2005年上半期について言えば1会場につき50人も入れば多いほうであるといった状況です。

着エロ系のDVDイベントも同時期、華やかに行われていたのですが、実は最近、動員に翳(かげ)りが出てきているのも事実です。その裏側にあるものはいったい何なのでしょうか。

エロいものは売れる

アイドルDVD市場は全国にあるのですが、秋葉原でのシェアも結構多いと聞きます。ただ、必ずしも秋葉原で動員が多いアイドルのDVDが売れているとはいえず、イベントでは動員が少なかったり、イベントが行われないDVDが売れてたりするのも事実です。

アイドルDVDユーザーが映像に求めているものは、10年前、20年前と違い、「かわいい」ものから「エロい」ものへと移行していることはみなさんもお分かりかと思います。時代の流れですからそれも仕方ありません。

別に「エロい」と言っても、猥褻(わいせつ)なものではなく、セクシーなもの、色っぽいもの、大人っぽいもの、エロティックなものという意味なんですが、それらの線引きは作る人、演じる人、見る人の判断によるところもありますからなかなか難しいです。

「着エロ」と言ってもそんなにいやらしくないものもあれば、脱がないだけでAVとさほど変わらないものもあります。今では「激エロ」「ギリエロ」「極エロ」など、だんだん過激になっていき、いつかは摘発されてしまうのではと心配になるほどです。

かでなれおん、ほしのあき、花井美里らのグラビアアイドルは自分の言葉で自分の作品を「エロい」と表現できるため、こういう人のほうが売れていくのではないかという気がしています。高校生アイドルが「エロい」というのはちょっとどうかと思うふしもありますけど(笑)、「エロい」だけではダメで、グラビアとして通用するルックスは不可欠であるというのが今後の着エロ系DVDの売れる条件のように思います。

キーワードで売れる

アイドルDVDの売り上げランキングの上位に来るアイドルにはなんらかのキーワードが含まれていることが多いです。知らない新人でもわかりやすく説明するために以下のキーワードがよく使われます。

「巨乳」「女子高生」「女子大生」「レースクイーン」「制服」「美少女」「ランジェリー」「スクール水着」「ブルマ」「ロリ」「開脚」「バスト○○cm・○カップ」etc.

あまり品があるとは思えないのもありますが、買ってもらうためのキャッチは必要なので、いたしかたありません。無名な新人アイドルでは上記のほかに冠(雑誌名、番組名、コンテスト名)も重要なキーワードとなります。

それらキーワードは売るためには必要不可欠ですが、特に秋葉原では「巨乳」「水着」「女子高生」あたりが目を引くようで、この3点セットが揃えば、結構お客さんが集まりやすかったりします。

最近ですと、石井めぐる、桐村萌絵、疋田紗也、小林ユリ、原なつみが該当しますが、彼女らの動員は安定して多いです。

水着姿にならなくてもお客さんは集まる

さて、最近起きている、少し不思議な現象についてです。ちょっと前ですと、同じ知名度だったら撮影タイムの衣装が水着と私服なら、必ず水着のほうがお客さんは集まっていました。今、少し異変が起きています。

その背景には、秋葉原に来るアイドルファン層が2005年5月あたりから増えてきていることが挙げられます。マニアしか来なかったアイドルイベントに、ちょっと若い“アイドルファン”が足を運ぶようになってきたのです。

ですから、イベント会場の客層全体がより健全に、より若返って(笑)きているのです。最近一度でもイベントに足を運ばれたことのある方なら実感されているはずです。

その新しいお客さんたちを、常連さんと区別する意味でひとまず“アイドルファン”と呼ばせていただきますが、彼らが会場に足を運ぶか否かという基準はテレビ、雑誌、スポーツ新聞などの既存のマスコミで取り上げられ、その「かわいさに生で接したい」という動機が結構大きな意味を持つのではないかと想像しています。

もちろん、Webサイトの情報も参考にしますが、Webであれ既存のメディアであれ、ちょっと前と違ってきたのは「かわいいかどうか」がものすごく重要な価値基準となっているように思われます。

「かわいくないアイドルは水着を着たってかわいくない」
「かわいいアイドルは水着であろうが私服であろうがかわいい」

考えてみれば当たり前のことが、今、秋葉原のイベント会場で起きつつあります。もちろんかわいさの基準は時代とともに変わりますから、昔アイドルが好きだった30代、40代のアイドルファンが「かわいい」と思うアイドルではかえってダメで、10代、20代が「かわいい」と思うアイドルのほうが動員は多いのです。

工藤里紗、中村知世、長崎莉奈、小阪由佳、山崎真実らの動員の勢いはなかなかのものがありますので、彼女らに共通するものを持っているアイドルがしばらくは秋葉原では売れていくのではないでしょうか。

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現役最年長グラビアアイドルを目指す、ほしのあき ちゃん(2005年5月29日LaOXアソビットシティ1番館「ハニー☆エンジェル」イベントより)

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イベントの開始時間が早すぎたため、動員はさほど多くなかったが、「巨乳」「女子高生」「水着」の3点セットが揃っている吉田早希ちゃんは注目です。(2005年7月2日 石丸電気SOFT2「看板娘」発売記念イベントより)

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テレビ、雑誌で人気急上昇中の工藤里紗ちゃん。大人にも若者にも受けるルックスでブレイク寸前。(2005年5月22日 ヤマギワソフト館 DVD『Flower』発売記念イベントより)

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長崎莉奈のアンキシャスを掲載した途端、マスコミ、ファンから大反響があり、今も断らなければいけないほどオファーがある長崎莉奈ちゃん。こういうアイドルが求められていることに気づくのが業界関係者にとっては大切です。

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