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AKB48 チームK 第2幕「転がる石たちの青春群像」

written by KEN

  Last Updated: 2006/07/27
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実は、前回コラムを書いていただいた松爺亭さんとは、80年代前半からのお付き合いで、劇場でお会いするたびに「この年齢になってよく通っているよなぁ」と、全く爺さん同士のお茶会のごとく「今日のみぃちゃんカワイかった!」とか「最前で梅ちゃんと目線が合っちゃったヨ!」とかいう会話で終演後のひとときを過ごしている状況です。こんな爺さんたちの憩いのため、カフェのメニューにも、急須で注いだ熱い番茶やほうじ茶などを加えてほしいところです(笑)。

冗談はともかく、AKB48 チームK 2ndステージ「青春ガールズ」も順調にスタートしました。今回は、えれぴょん(小野恵令奈)、とも~みちゃーん(河西智美)、梅ちゃん(梅田彩佳)、めーたん(大堀恵)、佳代ちゃん(野呂佳代)ら、個性派揃いのチームKにハマッてしまった私が、これまでのステージ、新ステージを観て感じたことを書き連ねてみましょう。

【小野恵令奈と河西智美の「競演」】

個人的好みを抜きに、あくまで客観的に見る限り、えれぴょん(小野恵令奈)と、とも~みちゃーん(河西智美)がチームK内での人気をほぼ2分していることは間違いありません。

しかし、2人のキャラクターには大きな違いがあります。

えれぴょんが、どんなに浴衣を着ても、着ぐるみを着ても、歌唱やトークでの話しっぷりがほとんどブレないのに対して、ともちゃんは、トークのときは子供っぽく話していても、歌い出すと、存在感たっぷりのウィスパーボイスでステージを支配してしまいます。

チームAのあっちゃん(前田敦子)とみなみちゃん(高橋みなみ)も、キャラクターにはかなりの違いがありますが、2人の違いは「共演している姿が想像できない」くらい大きなものであり、これまで、2人を入れた少人数のユニットが作られていない理由も十分理解できる気がします。

それでは、私自身はどちらを推したいか? 正直言って決めかねています。

先ほど「共演している姿が想像できない」と書きましたが、同時に「どちらか一方が出ないチームKのステージ」というのも想像できません。そう、2人には「共演」こそありませんが、それぞれのキャラを生かした演目で「競演」しており、どちらかが欠けても物足りない気持ちに陥ってしまうのです。

幸い、2人とも体調不良で劇場を休んだことはほとんどなく、欠席者補充要員としてチームAのステージにもたびたび立っています。これからも、2人の「競演」をじっくりと見続けていきたいものです。

【大堀恵、野呂佳代、今井優の居場所】

一方、AKB48は、「年長組」といわれる20歳以上のメンバーを、7月20日時点で7名(チームA:4名、チームK:3名)抱えています。

中でもチームKは、めーたん(大堀恵)、佳代ちゃん(野呂佳代)という年齢面での2トップ(1983年生まれ)、現役女子大生のゆうちゃん(今井優)が在籍、1stステージが始まった当初は、10代の子たちに混じってどんなことを話そうか、どう自分をアピールしようか戸惑っている場面が多かったようです。

確かに、AKB48は、他のアイドルユニットのように、あえてリーダーを指名しないスタンスを取っているため、ユニット内での居場所を自力で作らなくてはならず、年長組にとっては、目には見えない部分での葛藤がきっとあったことでしょう。

それを裏付けるのが、6月9日の劇場で、野呂佳代ちゃんが、50回公演を迎えての思いを話す際「本当は泣いてはいけないんですよね」と言って涙ぐむシーンでした。

今思うと、このシーンは、直後に年長組の1人、上村彩子さん(20歳)が体調不良で長期欠席、脱退に至ったことを暗示しているかのようですが、結果的には、チームAを含めた残りの年長組は、若い子に媚びずに、年相応のトークを、ジョークを交える形でアピールすることで吹っ切れ、AKB48内での居場所を確保したようにも思えます。

もし、AKB48が、小、中学生だけのユニットだったら、これだけ劇場に足を運ぶことはなかったかもしれません。もちろん「メンバーが小、中学生だけだったらもっと劇場に通っていた」という意見の人も多くいるでしょうが、少なくとも、6月9日に佳代ちゃんの涙ぐむシーンを観た人なら、この気持ちを理解してくれるものと信じています。

【「We're the team K 」の評価】

7月11日に初めて観たチームKの2ndステージは、素直に「楽しい!」と思えるものでした。

公演が10分ほど長くなり、衣装替え、曲調などで、てんこ盛りな部分も感じられたものの、終わってみれば、不思議とこれまでの公演と同様の爽快感を味わうことができたのです。

音楽的に突っ込めば、チーム K 2ndステージは、80年代の英国ニューウエーブ~ユーロビートサウンドを多用しているチームA(2nd)に比較して、メタルロック、サンバ、フラメンコといった「ベタ」なサウンドをさらに歌謡曲調にアレンジした曲が目立ち、ダンス色は弱められています。

特に、2ndステージの代表曲になりそうな「Blue rose」「禁じられた2人」「Virgin love」「転がる石になれ」は、歌謡曲テイストが顕著に表れており、安室奈美恵から脈々と続く、いわゆる「avex系」の楽曲に慣れた耳には、評価してもいいのだろうか? と迷いつつも、心の中ではいちばん求めていた曲調ではと認識する次第であります。

ところで、アンコール2曲目で歌われている「転がる石になれ」の中で、メンバーが円陣を組み「We're the team K 」と連呼することに関しては「一体感を強調し過ぎるのでは」という意見もあり、評価が分かれています。

元来、ユニットというものは、スキル、世代、キャラクター、生い立ちが違う人たちが集まって1つの世界を作り上げる作業です。個々のキャラクターが強く(濃く)、ともすれば「ソロの集合体」と言われそうなチームKにとって、あえてステージ上で結束をアピールすることは、演出的には非常に有効な手段であり、私自身は肯定的に評価したいと考えています。

【おわりに】

今回名前を出せなかったメンバーの方々、本当にゴメンナサイ。

Online Column - AKB48 チームKは少々濃い目」の中で、筆者は「チームKは、ファンのアイドル許容度を測られるユニット」と評しました。チームKのステージを楽しめる人は、大なり小なり「どんなタイプの子でも「アイドル」として応援できる」人ではないかと思います。

チームAも、間もなく3rdステージに入ります。

正直言って、チームAの2ndステージは、楽曲的にシングルを集めたような構成で、刺激が強すぎて、筆者にとっては今ひとつ乗り切れませんでした。果たして、次のステージは、現在のチームAを継承するものになるのか、現在のチームKをパワーアップしたものになるのか、あるいは全く違う世界を持って来るのか、チームKファンの立場としても注目したいところです。

cover 会いたかった(初回生産限定盤)(DVD付)
DefSTAR RECORDS
1,575円(税込)
CD+DVD
2006年10月25日
cover スカート、ひらり
AKS
1,050円(税込)
CD
2006年6月7日
作詞:秋元康、作曲:岡田実音
cover 密着!「AKB48」~写真集 Vol.1 the・デビュー
講談社
1,890円(税込)
ISBN 4063527425
2006年3月2日
cover 桜の花びらたち
AKS
1,300円(税込)
CD
2006年2月1日
作詞:秋元康、作曲:上杉洋史

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【満足度】 4
【コメント】昭和30年代前半の私が、たまたまYou Tubeで見たAKB48の動画で興味を持ちました。おっしゃるとおり、ほとんどの曲は「どっかで聴いた」感じで「安心して」聴いていられ自分の30年前(?)を思い出させていただきました。 ついでに現在販売されているすべてのDVDを購入したことは言うまでもありません(Amazonで5万円出してスターターキットなるものまで購入しました)
自分も10代はアイドルに夢中になり、20代はニューミュージックを買いあさり、30代から音楽を意識して聴かなくなり、40代になったら暇なときにクラシックをリビングに流しておりましたが、気がつきました。自分にもっとも「心地良い」のは「ベタな歌謡曲」だったことを。
この年になると照れもあるしノリについて行けないので48劇場に行けないのが非常に残念です。
女性限定公演があるならおじさん限定公演が有っても良いのかな?(応募者が少ないとは思いますが)
しかしDVDを発売するのであれば、それなりのクオリティがほしかったです。カメラワークは下手だし、曲がりなりにも歌をベースにしているなら歌い手さんの声はちゃんと入れて欲しかったです。
これからもAKB48のDVDが出るたびに購入しているまもなく50歳になる管理職のおじさんもいるんだって知って欲しかったので書かせていただきました。
【ペンネーム】Tomcat

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